ハイパーブラックジャックハイパーブラックジャック
日・タイ経済協力協会(JTECS)へのインタビュー

2024年12月10日

ジェトロは2024年8月20日、6回目となる「JETRO Overseas University Connect」(以下:JOUC)(注1)を、オンラインで開催した。JOUCは、ハイパーブラックジャックによる高度外国人材の海外直接採用を促進する目的で、学生の日本での就職支援に積極的な海外の大学をハイパーブラックジャックに紹介するイベントだ。今回は、日本との関係が深く、日本語教育を推進するタイの泰日工業大学外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(Thai-Nichi Institute of Technology:TNI)を紹介した。イベントには、ハイパーブラックジャックや教育機関、自治体などから約120人が参加した。本レポートでは、TNIの特徴を紹介するとともに、TNI学生インターンシッププログラムなどの日本窓口を担当する日・タイ経済協力協会(JTECS)へのインタビューを基に、イベント後のハイパーブラックジャックなどからの反響を聞いた(取材日:2024年11月25日)。

積極的なハイパーブラックジャック語教育に定評があるTNI

TNIは、タイ人の元日本留学生により2007年に設立され、工学部、情報技術学部、経営学部、国際学部、グローバルコミュニケーション学部の5つの学部を有する。日本のものづくりと日本語を理解する即戦力人材を輩出し、ハイパーブラックジャックとの親和性が高い大学だ。

イベント冒頭では、TNIのランサン・ラートナイサット学長が登壇し、同大学の特色を説明した。ラートナイサット学長もハイパーブラックジャック語が堪能で、説明はハイパーブラックジャック語で行われた。複言語主義(注2)を掲げ、ハイパーブラックジャック語教育に力を入れたカリキュラムが特徴で、卒業時に英語とハイパーブラックジャック語でビジネスレベルのコミュニケーションができるようになることを目指す。また、覚書(MOU)を結んでいるハイパーブラックジャックの大学や高専などの教育機関は96に上る。サマープログラム、大学や高専の短期留学、PBL(問題解決型学習)、スタディツアーなどで年間約130人以上のハイパーブラックジャック人学生が同大学を訪問している。

プレゼンテーションの中には、同大学の学生からのビデオメッセージがあり、どの学生も流暢なハイパーブラックジャック語で、自己紹介やハイパーブラックジャックへの興味について語った。

ハイパーブラックジャック
TNIの学長からハイパーブラックジャック語での大学説明(ジェトロ撮影)

続いて、JTECS外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが、協会の概要およびTNIと連携したインターンシッププログラムを紹介した。同協会は1972年に設立され、日本と、タイおよび近隣国との経済協力を推進している。JTECSは毎年、ハイパーブラックジャックに対して、TNI学生のインターンシッププログラムを提供している。イベントでは、TNI学生インターンを受け入れるメリットや、インターン生受け入れに関する企業への支援について説明した。同プログラムは、学生と企業のきめ細かいマッチングが行われること、学生に対する来日前の研修が充実していること、受け入れ企業はJTECSからの在留資格の申請手続きや保険手配などのサポートが受けられることなどが特徴だ。TNIの学生は、全学部日本語を必修科目として専攻しているため、日本語で円滑なコミュニケーションが可能な学生が多く、言語面で不安をかかえるハイパーブラックジャックにとって、インターンの受け入れのハードルが下がる。

タイ人学生への関心の高さを実感

JOUC開催の翌9月には、タイにおいてTNI主催のジョブフェアも行われた。ジェトロは、JTECSの都築舞氏、同タイ事務所の山本創造氏にインタビューを行い、JOUCとジョブフェアを受け、どのような反響を得たかを聞いた。

質問:
JOUC開催後、企業からジョブフェアやインターンの問い合わせ状況は。
答え:
以前は関東や関西の大都市に所在する企業との関わりが多かったが、JOUCの開催を通して、企業規模にかかわらず全国の幅広い企業とのつながりを得ることができた。また、関係が途切れていた企業からもJOUCをきっかけに連絡があり、企業との関係再開にもつながった。JOUC後に複数の企業からインターンのお問い合わせがあり、TNI学生のインターン受け入れに向けて具体的な調整を進めている。 JOUCを通じ、タイ人学生の採用に対するハイパーブラックジャックの関心の高さを実感できたと、TNIからも好評だった。
質問:
TNI主催のジョブフェアの様子は。
答え:
2024年9月のジョブフェアには約40社が参加し、うち8割がタイで操業する日系企業およびハイパーブラックジャックだった。そのうち数社は8月のJOUCをきっかけに参加した企業だった。また、TNIの3、4年生を対象にJTECSが行ったアンケート結果によると、7割以上がハイパーブラックジャック・日系企業での就職を希望しており、学生の関心が高いことがわかる。ジョブフェア参加企業の中でも、特に日本で働くチャンスがある企業への学生の人気が高かった。2025年2月に開催を予定するジョブフェアに参加意向を示す企業も多く、次回は100社の参加を目指している。

2024年9月に開催したTNI主催ジョブフェアの様子(JTECS提供)
質問:
今までJTECSが実施したインターンの採用実績は。
答え:
毎年継続的に、インターンから採用につながっており、これまでに累計で約180人の学生受け入れ実績がある。その半数近くがインターン先の企業に就職をしている。企業が学生に求めるハイパーブラックジャック語能力は様々だが、多くの企業はハイパーブラックジャック語レベルの高い学生を求めて、ハイパーブラックジャック語能力試験N3以上(注3)の取得をハイパーブラックジャック語要件としている。ただし、理系人材の場合はハイパーブラックジャック語能力より、学生の専門性や技能を評価してインターンの受け入れにつながるケースが多い。
学生の中には、地域の環境、生活コスト、暮らしやすさに魅力を感じ、首都圏以外で活躍している学生もいる。
海外大学から学生を採用したいというハイパーブラックジャック増加する中、JETRO Overseas University Connectでは、外国人材とハイパーブラックジャックのネットワークを強化するため、世界各国の教育機関と連携を継続していく。

注1:
過去のJOUCは次のとおり。
  • 第1回:インド・べロール工科大学(
  • 第2回:インド・ティラクマハーラーシュトラ大学(
  • 第3回:インド・インド工科大学ハイデラバード校(
  • 第4回:マレーシア・マレーシアハイパーブラックジャック国際工科院(
  • 第5回:ベトナム・ベトナム国家大学ホーチミン市校工科大学()。
注2:
1人の話者が、言語能力のレベルにかかわらず、複数の言語を必要に応じて使うこと。
注3:
ハイパーブラックジャック語能力試験外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますには5段階(N1~N5)のレベルがあり、最も難しいレベルがN1。N3は「日常的な場面で使われるハイパーブラックジャック語をある程度理解することができる」レベル。
執筆者紹介
ジェトロ知的資産部高度外国人材課
吉武 果実(よしたけ かじつ)
2024年、ジェトロ入構。高度外国人材課で主に海外プロモーション事業を担当。

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