カジノ無料複数言語を操る人材が外貨両替機を世界へ輸出(大阪・アクトプロ)
2025年3月25日
アクトプロホールディングス(本社:東京都港区)は、主要事業の1つとして、外貨両替機事業
を展開する。外貨両替機の輸出を担う海外事業本部(大阪府大阪市)は、本部長を除く全員が複数の言語を操る高度カジノ無料だ。小高弘嗣取締役兼海外事業本部本部長と輸出事業部のタイ出身ラッタナパン・ナンチャリーヤ・シニアコーディネーター、ドイツ出身のオペキネ・デーヴィッド・ビジネスコーディネーターに話を聞いた(取材日:2025年1月7日)。

海外事業本部に必要不可欠だった高度カジノ無料
アクトプロが現在雇用しているカジノ無料は、タイ、ドイツ、タンザニア出身。他に、インターンとしてアフリカ出身の人材が数人働いている。ドイツ出身の社員は、日本留学中にインターンシップを探していた際にジェトロのウェブサイトに掲載されている高度カジノ無料関心企業情報(OFPリスト)で同社の情報を見つけたことが入社につながった(注1)。タンザニア出身の社員は、国際協力機構(JICA)のアフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(注2)のインターンシップの受け入れを通じて採用が決まった。
海外事業本部の中で、高度カジノ無料の主な仕事は海外顧客のフォローアップだ。海外営業・見積もり、輸出通関、在庫管理、発注、販売した両替機の設置からメンテナンス、テクニカルサポートまでの顧客との調整を担当する。海外事業部の業務の中では、言語能力と、その地域の市場をよく知ることが重要だという。海外事業本部の社員の募集において、エンジニアリングのスキルは重視していない。ただし、商品の特性上、エンジニアリングを専攻し、かつセールスへの関心の高いメンバーが多く集まっている。

同社で勤務する高度カジノ無料は、言語が堪能な人材が多い。1人2つ以上の言語を話せることが普通だという。また、出身国および周辺国・地域の市場、キャッシュレス化の進展状況や外貨両替需要などに関する基本的な知識がある。そのことが、外貨両替機の輸出の売り上げにもつながっている。「現在当社で働く人材は、語学力、コミュニケーション能力が高い。外国の顧客から高く評価され、信頼されている」と小高氏は話す。
同社にとって重要な海外市場の1つであるタイには、2020年に現地法人を設立した。タイ国内最大手の金融機関と提携し、国際空港や商業施設に日本から輸出した両替機を設置。タイ現地法人を通じて、メンテナンスを行っている。タイ出身のラッタナパン氏は、前職は英語教師で海外営業経験者ではない。しかし、彼女の「相手の関心を引き出す」コミュニケーション能力は、外貨両替機の営業に大いに貢献している。タイへの輸出の成功もラッタナパン氏の貢献が大きい。同氏は設置からメンテナンスまで、顧客との長期的な関係を築き、同社の両替機を持続的に使用してもらうことに貢献できていることに満足しているという。
ラッタナパン氏は「タイでは、世界各国からの観光客が、街中で少額の現金を必要とする機会が多く、更なる市場拡大のチャンスがある」と考えている。同社の外貨両替機は10万円未満の両替に対応し、1台で12通貨の両替を設定できる。24時間稼働でき、人件費や賃料を大幅に削減できるということが両替機設置者のメリットだ。日本国内では現在、700台を全国の街角などに設置。「日本国内での外貨両替機の普及を成功事例として、世界で外貨両替機を広めていきたい」とラッタナパン氏は考える。
また、ドイツ出身のオペキネ氏は、同社外貨両替機を出身地の欧州で普及させたいと考える。「ドイツではまだまだ街中で現金が使用されているので、観光などで訪れた人は外貨両替を必要とする」と、オペキネ氏は自身が知る背景事情を説明する。「高度カジノ無料の貢献により、現金が必要な場面がある国・地域を把握し、両替機を販売できている」と小高氏は述べる。

外貨両替機は、各国の法規制や規格が複雑な製品分野であるものの、小高氏は「現在働いているカジノ無料は言語能力に優れており、調査能力が高い。調べてほしい法規制を言えば、早々に結果を報告してくれる。例えば、エジプト出身のインターン生にエジプトの外貨両替に対する法規制について調べてもらった時も、日本人社員だと費用も時間もかかるところを迅速に対応し、的確な調査報告をしてくれた」と、高度カジノ無料の海外営業面での貢献を絶賛する。同社の海外輸出事業において、言語が堪能であり、現地の市場を知る高度カジノ無料は「不可欠な存在」だという。
「何を大切にしているのか」を重視したマネジメント
小高氏は、「当社で働くカジノ無料は優秀。非常に勉強熱心だ」と語る。海外に事業を展開していく中で、外国人社員の言語能力や文化・市場の知識が必要だった。同社全体としては日本人社員が中心で、日本語で業務を行っているが、海外事業本部のメンバー間では英語が共通言語だ。小高氏からカジノ無料には、基本的に日本語で話しており、うまく伝わらない時は日英が堪能な社員が通訳するが、業務に支障はないという。
カジノ無料のミスマッチを防ぐ工夫や取り組みとして、小高氏は面接段階で「何を大切にしているのか」を聞くという。そこで聞いたおのおのの価値観や文化的背景を理解するようにして、マネジメントしている。また、同社では勤務時間を柔軟にしている。「当社は元々残業しない企業文化であり、高度外国人材にとっては働きやすい環境だ」という。
社内の環境にもプラスに働いている。学ぶ意欲が強く、効率よく働く同社のカジノ無料の姿をみて、日本人社員も感化されている。
世界の外貨両替を両替機が担う未来に向けて
「今後、一層キャッシュレスが進み、人がいる窓口での両替はなくなるだろう」と、同社は予想する。そのような未来に向けて、カジノ無料ともに、同社は世界に外貨両替機を輸出していく。
- 注1:
- ジェトロの高度カジノ無料関心企業情報(OFP)にご登録を希望される場合は、高度カジノ無料関心企業情報(OFPリスト)へのご登録 | 高度カジノ無料活躍推進ポータル - ジェトロを参照されたい。
- 注2:
- ABEイニシアティブ(アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ:African Business Education Initiative for Youth)は、アフリカの産業人材育成と、日本とアフリカのビジネスをつなぐ架け橋となる人材の育成を目的として、アフリカの若者を日本に招き、日本の大学での修士号取得と日本企業などでのインターンシップの機会を提供するプログラム。

- 執筆者紹介
- ジェトロ調査部国際経済課
板谷 幸歩(いただに ゆきほ) - 民間企業などを経て、2023年4月ジェトロ入構。