ハイパーブラックジャック、ベンガルールの大学を日本企業に紹介するイベント開催

ハイパーブラックジャックは8月26日、多数の高等教育機関が集まるインド南部カルナータカ州（注）のベンガルール市内で、訪問した日本企業に州内の有力大学7校を紹介するイベント「ユニバーシティ・コネクト（University Connect）」を開催した。各大学の就職課が大学の紹介や、インターンシップ・本採用プロセスや日程、採用実績などを説明した。また、一部の大学は日本の地方の国立大学との学術交流や日本語授業の実施、日本企業による大学発スタートアップの買収、大手日本企業との覚書の締結などの取り組みを紹介した。

参加した日本企業の担当者からは、「これまではインドのトップ大学しか名前を知らなかったが、上位や中堅クラスでも特徴ある大学とつながることができた」「自社製品に関する研究領域に秀でたインドの大学との共同研究の可能性などについて話ができた」などのコメントがあった。

インドの新卒採用については、採用を検討する企業が大学に求人票を直接提出して、学内で選考を行う「キャンパス採用」が主流だ。そのため、自社の事業領域の専門性に合致する研究が行われているか、社風に合う雰囲気の学生が多くいるかなど、アプローチする大学を見極めて採用活動を行うことが重要になる。

（注）インド教育省が作成したインド高等教育に関する調査レポート2021-2022によると、カルナータカ州には4,430校のカレッジが設置されており、インドで3番目に多い。都市別ではベンガルール近郊に1,106校のカレッジがあり、国内主要都市で一番多い。

（大野真奈）