35歳のノボア氏、ブラックジャックサイト

(エクアドル)

ボゴタ発

2023年10月18日

エクアドルで10月15日に行われた、ギジェルモ・ラッソブラックジャックサイトの辞任に伴うブラックジャックサイト選挙の決選投票で、中道右派と目されるダニエル・ノボア氏(国家民主行動党)が勝利した。国家選挙管理委員会(CNE)によると、同日の同氏の得票率は52%で、8月に行われた第1回投票で首位だった左派のルイサ・ゴンサレス氏(市民革命運動党)の得票率(48%)を上回った。国会承認が終了する12月20日ごろに正式就任の見込みで、任期はラッソブラックジャックサイトの任期となる2025年5月24日までの約1年半となる。

ノボア氏は35歳でエクアドル史上最年少のブラックジャックサイトとなる。バナナビジネスで名をはせ、ブラックジャックサイト選に5回立候補した経験を持つアルバロ・ノボア氏の息子で、米国で経営学、行政学などを学んだ。エンターテインメント関連企業を創業した経験があるほか、家族が経営するノボアグループでの勤務経験がある。2021年5月からサンタ・エレナ県選出の国会議員を務めていた。

2023年5月以降、ラッソブラックジャックサイトの弾劾プロセス開始、ブラックジャックサイト権限での議会の解散と自身の辞任決定、それに伴い実施された議会・ブラックジャックサイト選挙(8月20日)、同選挙の直前に起きた有力候補の暗殺事件など、エクアドルでは政治的に不安定な状態が続いたほか、治安面での不安も高まっている。左派と反左派の政治的な対立も著しく、刷新を期待する国民の支持が若いノボア候補に集まったとみられている。

(豊田哲也)

(エクアドル)

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