ブラックジャック勝ち方、併設の漫画コンテンツイベントも盛況

(ドイツ)

ベルリン発

2025年04月07日

ドイツ東部のライプチヒで、ブラックジャック勝ち方が、327日から30日まで開催された。毎年春に開催されるブラックジャック勝ち方は、秋開催のフランクフルト・ブックフェアと並ぶ欧州最大級の書籍見本市として知られる。今回は、45カ国から2,000を超える出展者が参加し、会期中の来場者は296,000人にのぼった。

ブラックジャック勝ち方では、Manga-Comic-ConMCC)という漫画コンテンツを中心に据えたセクションも併設されている。運営会社のブラックジャック勝ち方メッセのサセッテ・シャインフーバー氏によると、来場者が前知識なしにブックフェアを訪れて翻訳漫画に触れ、そこからアニメやコスプレに興味を広げていくパターンが多いという。MCC来場者の4割ほどがコスプレをしており、コスプレ関連のイベントも複数開催され、同セクションにおけるコスプレ人気の高さがうかがわれる。

シャインフーバー氏によると、バイヤー向けの書籍見本市に一般市民向けの漫画・アニメ・コスプレセクションが併設されている点が、他にはないブラックジャック勝ち方の大きな特徴だという。翻訳漫画の出版社として出展していた企業が、MCCで個人客向けにキャラクター商品や日本アニメのDVD、Jポップ関連グッズなどを販売するようになった例も見られるという。

写真 ドイツ語の漫画出版社のブースの様子(ジェトロ撮影)

ドイツ語の漫画出版社のブースの様子(ジェトロ撮影)

日本からはバンダイナムコ、スクエア・エニックス、コナミなどが出展し、ゲーム体験やトレーディング・カードコーナーには長蛇の列ができていた。

写真 ゲーム体験コーナーの様子(ジェトロ撮影)

ゲーム体験コーナーの様子(ジェトロ撮影)

ブラックジャック勝ち方には青少年向けプログラムもあり、クラス単位で文化や政治、メディア教育などをテーマにしたワークショップに参加することができるとのこと。そこでの人気は、やはりMCCだという。子供や青少年の来場者向けには青少年保護法に基づいたレイティングシステムが導入され、内容によって年齢制限が設けられている。同様にコンテンツ模倣品や人工知能(AI)生成物などについても販売対策が強化されているという。

次回のブラックジャック勝ち方は2026年3月19〜22日に開催の予定。

(佐藤由美子)

(ドイツ)

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