米テキサス州で「SXSW2023」開催、日本の2社がイノベーションアワードのファイナリストに
(米国、日本)
ヒューストン発
2023年03月24日
世界有数のクリエーティブ・カンファレンスイベント「サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)2023」が3月10~19日、米国テキサス州オースティンで開催された。毎年、世界中から多くの芸術家、起業家、インフルエンサー、開発者、投資家など数十万人が集まる(注1)。市内中心部にある展示場やホテルなど多数の会場で同時多発的にイベントが開かれ、テクノロジーや映画・映像、音楽などのエンターテインメントに関する革新的なアイデアやスタートアップが紹介された。日本からは、15社が新しいテクノロジーを披露する展示スペース「クリエイティブ・インダストリーズ・エキスポ」に出展した(注2)。
SXSW 2023イノベーションアワードのファイナリストにデザイン部門とメディア部門で、日本の2社が選出された。デザイン部門では、ソバー・エクスペリエンス・スタジオ(注3)の「コールドロー」、メディア部門では、サーフミュージック(注4)の「サーフミュージック」が選出された。「コールドロー」は、茶葉やハーブ、コーヒー豆などのエキスを10分で抽出し、植物本来の味わいや色彩が楽しめるドリンクを生成する機器だ。「サーフミュージック」は、音楽クリエーターが未発表の楽曲を世界のエンターテインメント業界のバイヤーに独占的に販売できるB2B向けデジタルプラットフォームだ。サーフミュージックは日本以外にも韓国、米国で既に事業を展開している。2社はイノベーションアワードの受賞はかなわなかったが、3月11日に開催されたファイナリストの展示では多くの来場者が2社のブースに訪れた。
SXSW 2023では、エンターテインメント産業の未来や、持続可能性や社会的課題(エネルギーや食料を含む)への対応など、さまざまなテーマについて350以上の議論・発表が行われた。また、各種の展示、デモンストレーション、パフォーマンス、フィルム上映など、多彩なプログラムが用意された。アイデアやカジノ 無料チャンスを探る場およびネットワーキングの場として、世界中から注目されている。
(注1)新型コロナウイルス感染拡大前に開催された2019年3月には14日間の会期中、約42万人が訪れた。2023年の参加者数は現時点では未公表。
(注2)「クリエイティブ・インダストリーズ・エキスポ」は、3月12~15日に開催。日本からの出展企業一覧はこちら。
(注3)4社[日本たばこ産業(JT)、sPods、REDD、想望]で構成されるオープンイノベーションプロジェクト。新時代のノンアルコール飲料を探索し、食と飲料の新たなムーブメントの創発に取り組むとしている。
(注4)日本発スタートアップだが、本社はシンガポールに所在。日本では連結子会社「サーフミュージック」という法人名で登記。
(平澤友華)
(米国、日本)
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