2023年の電動車販売台数は90.7%増と過去最多を更新

(ブラジル)

サンパウロ発

2024年01月25日

ブラジル電気自動車協会(ABVE)は1月3日付プレスリリースで、2023年の電動車(バッテリー式電気自動車:BEV、プラグインハイブリッド車:PHEV、ハイブリッド車:HEVの合計)販売台数が9万3,927台と発表した。2023年の販売台数は過去最多を更新し、2022年の電動車販売台数(4万9,245台)と比べて90.7%増加した。そのうち、PHEVとBEVの増加幅が特に大きく、PHEVは前年比3.2倍の3万3,049台、BEVは2.3倍の1万9,310台だった。一方、HEVは4万1,568台(36.6%増)にとどまった。

2023年の自動車メーカー別販売台数(BEV、PHEV、HEVの合計)をみると、上位から順にトヨタ(2万1,042台)、BYD(1万7,943台)、奇瑞汽車(1万1,835台)、長城汽車(1万1,473台)、ボルボ(8,179台)と続く。BYD(2022年は18位)や長城汽車(同30位)など中国系企業の成長が顕著だった(中国EV・車載電池企業のブラック ジャック 無料)。

2024年の電動車販売台数は60%増を予想

また、ABVEは1月11日、2024年の電動車の国内販売台数(新車登録ベース)見通しを発表した。連邦政府が2023年11月に、BEV、PHEV、HEVに対する輸入関税減免措置の段階的な廃止を決定したことを受け(ブラック ジャック 遊び方 JETRO).)、ABVEは電動車の販売価格上昇への懸念を示していた。しかし、ABVEのリカルド・バストス会長は、電動車の2024年の販売台数は約15万台(2023年比60%増)まで増加するとし、「電動車はすでにブラジルの消費者に受け入れられている。その傾向は年々確かなものとなっており、2024年も成長が続くだろう」と述べた。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル)

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