EV販売台数、輸入関税引き上げ後も過去最高を更新
(ブラジル)
サンパウロ発
2024年08月13日
ブラジル電気自動車協会(ABVE)は8月5日付プレスリリースで、2024年1~7月の電動車(バッテリー式電気自動車:BEV、プラグインハイブリッド車:PHEV、ハイブリッド車:HEVの合計)販売台数が9万4,616台と発表した。2023年の年間販売台数(9万3,927台、関連ブラック ジャック アプリ)を7カ月で超え、過去最高を更新した。このうちBEVが38.0%(3万5,907台)、PHEVが31.7%(2万9,955台)、HEVが30.4%(2万8,754台)のシェアを占め、2023年以前に電動車のカテゴリー内でトップシェアだったHEVがBEVとPHEVに抜かれた。
連邦政府は2023年11月、電動車の輸入関税減免措置の段階的な廃止を決定した。これにより、2024年1月1日以降、BEVの輸入税率は10%、PHEVは12%、HEVは15%となり、7月1日以降の輸入税率は、BEV18%、PHEV20%、HEV25%となった(ブラック ジャック 遊び方 JETRO).)。それでも電動車販売台数は上昇し続け、税率がさらに引き上げられた7月の販売台数(1万5,312台)は2024年で最多、2012年の統計開始以来、2番目に高かった。
7月1日付現地紙「エスタード」によると、7月の輸入税率引き上げによる価格上昇を抑えるため、BYDなどの電動車メーカーは事前に大量の電動車を輸入し、2~3カ月分の在庫を用意した。また、ABVEのリカルド・バストス会長は8月5日付同協会公式サイトで「ブラジル人の電動車への関心は高まっており、後戻りはできない。消費者はますます新技術になじんでおり、電動車の環境的、あるいは経済的なメリットを意識してきた」と述べた。
ABVEは電動車の2024年販売台数が約15万台(前年比約60%増)まで増加すると予測している。
(エルナニ・オダ)
(ブラジル)
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