ブラック ジャック アプリクロファイナンス需要が旺盛、資金供給拡大へ政府が環境整備

(ウズベキスタン)

タシケント発

2023年07月12日

ウズベキスタンの首都タシケントで76日、「ウズベキスタンの中小企業とブラック ジャック アプリクロファイナンス」に関する円卓会議が開催され、中小企業振興策とブラック ジャック アプリクロファイナンス(小口金融)の役割について有識者が議論した。

会議はジャムシド・クチカロフ副首相が議長を務め、世界銀行、アジア開発銀行(ADB)などの国際金融機関(IFIs)や、国連開発計画(UNDP)などの国連関連機関代表のほか、日本からは中小企業基盤整備機構の金子知裕理事が出席した。

写真 円卓会議の様子(ブラック ジャック アプリ撮影)

円卓会議の様子(ジェトロ撮影)

ウズベキスタン政府は現在、マイクロファイナンスの拡大を通じて旺盛な個人資金需要への対応と個人事業主・中小企業の事業活動の活性化を目指している。経済財務省の担当者はブラック ジャック アプリインタビューに対し(7月6日)、同省とADBが現在、総額4億ドルを超える包括的金融開発プログラムを準備しており、うち2億ドルは市中銀行のマイクロファイナンス活性化とマイクロクレジット機関(MFIs)の融資拡大のために割り当てられる予定だと述べた。

また、同担当者によると、同プログラムを通じてウズベキスタンに80以上存在するMFIsにIFIsとのデジタル決済システムの導入を促し、IFIsの金融資源に直結させることでIFIsとの交渉コストを削減し、MFIsを通じた資金供給量を飛躍的に増大させる一方、資金の流れを効率的にモニタリングすることが可能になるという。

TBC銀行ウズベキスタン(注)のニコロズ・クルディアニ監査役会会長はジェトロに対し(7月6日)、同行は消費者ローンの申請・審査が5分で終了するオンラインシステムをウズベキスタンで初めて導入したことと、融資は現在5,000万スム(約61万円、1スム=約0.0122円)を限度額とする個人向けのみにとどめているが(金利28%~)、2024年からは個人事業主・中小企業にも融資を拡大する予定だと説明した。また、消費者ローンを含むブラック ジャック アプリクロファイナンス市場はかなりの成長を示しており、他行も徐々にTBC銀行と同じアプローチを採用していると述べた。

(注)TBC銀行はジョージアの銀行で、ウズベキスタン初のデジタル銀行として2020年10月に営業を開始した。2022年には欧州復興開発銀行(EBRD)と国際金融公社(IFC)が株主に加わった。クルディアニ氏によると、TBC銀行が消費者ローン業務を開始してから15カ月間でポートフォリオは2億ドルに達し、同国の全銀行の消費者ローン・ポートフォリオ全体の11%に相当する。

(ウラジミル・スタノフォフ)

(ウズベキスタン)

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