米商務省、USTRがオーストラリアとタイの代表とIPEFを協議
(米国、オーストラリア、タイ)
ニューヨーク発
2022年08月15日
米国商務省のジーナ・レモンド長官と通商代表部(USTR)のキャサリン・タイ代表は8月11日、ワシントンDCでオーストラリアのドン・ファレル貿易・観光相とそれぞれ会談を行った。また、USTRのサラ・ビアンキ次席代表は同日、タイのウィチャーワット・イサラパックディー外務副大臣とバーチャル形式の会談を行った。いずれも、中心的な議題は「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」だったとしている。
米商務省が公表した会談要旨によると、レモンド長官とファレル貿易・観光相はIPEFにおける共通の優先事項について協議を行った。また、3月に立ち上げた「豪米戦略経済対話(AUSSCD)」における、重要鉱物のサプライチェーン強化や持続可能な投資の促進、非市場的政策への対策に関するこれまでの成果と今後の道筋についても協議を行ったとしている(関連ブラック ジャック 無料)。USTRが公表した会談要旨でも、両者はIPEFを発展させるための、現在進行中の前向きで建設的な取り組みを歓迎したとしている。タイ代表からは米国として、強靭(きょうじん)性や持続可能性、包摂性、経済成長、公平性、競争力を前進させる高い基準の枠組みを追求するという目標を再確認したとしている。ビアンキUSTR次席代表とウィチャーワット副大臣との会談では、7月末に開催されたIPEF閣僚級会合(ブラック ジャック トランプ)での成果と、IPEFが両国にもたらす具体的な利益について協議を行ったとしている。
IPEF参加国の間では現在、(1)公平で強靭性のある貿易、(2)サプライチェーンの強靭性、(3)インフラ、脱炭素化、クリーンエネルギー、(4)税、反腐敗の4つの分野における交渉範囲を画定する協議が進んでいるとされる。ファレル貿易・観光相が今回の訪米中に通商専門誌「インサイドUSトレード」(8月11日)に語ったところによると、IPEF参加国の閣僚級会合が9月9日にロサンゼルスで開催予定となっており、そこで初期段階において参加国が注力すべき分野に関する手掛かりが出てくる見込みだ。ただし、次回の閣僚級会合の予定について、米商務省とUSTRはともに公式な発表を行っていない。
(磯部真一)
(米国、オーストラリア、タイ)
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