ブラックジャックコツEC市場売上高、前年比9.6%増、6年間で2倍に拡大

(ブラックジャックコツ)

パリ発

2025年02月21日

電子商取引・通信販売事業者協会(FEVAD)は2月13日、「2024年のブラックジャックコツEC市場売上高は前年比9.6%増の1,753億ユーロだった」と発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(ブラックジャックコツ語)。EC市場は堅調な伸びを示しており、市場規模は2018年の913億ユーロから6年間で約2倍に拡大した(添付資料図参照)。

EC利用者は平均週に1回オンラインで購入、1回当たりの平均支出額は68ユーロ(2018年:60ユーロ)、年間支出額の平均は4,216ユーロ(2018年:2,400ユーロ)だった。年間の支出額は右肩上がりに伸びる一方、1回当たりの支出額はインフレの鈍化と低価格帯の商品の多様化により、おおむね横ばいとなっている。2月14日付「レゼコー」紙によると、EC市場は小売りの11%、ブラックジャックコツGDPの6%を占めている。

2023年の売上高の増加は主に物価上昇によるものだったが、2024年は商品とサービスを合わせた取引件数が前年比10%増の26億件で、実質的なブラックジャックコツ拡大となった。このうち、商品の取引件数は11%増の12億8,000万件。過去最高の取引件数が牽引し、2年連続で減少していた商品の取引額を引き上げた。2024年の商品の取引額は6%増の669億ユーロとなり、新型コロナウイルス禍後に記録した2021年の高水準まで回復した。他方、サービスの取引額は12%増の1,084億ユーロと順調に伸びてはいるものの、2022年から2023年にかけて取引額を押し上げたインフレ効果は薄れ始めており、特に旅行部門でその傾向が顕著だったとFEVADは指摘した。

FEVADが約100の主要サイトを対象に実施したパネル集計では、美容関連品が4%増で、引き続き売り上げを牽引し、娯楽(スポーツ、ガーデニング、DIY)が1%増でこれに続いた。旅行・レジャーは2024年も4%増だったが、新型コロナウイルス禍後の2桁増からは鈍化した。

調査会社のトリュナ-ハリス・インタラクティブが2024年末から2025年初頭に実施したアンケート調査外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(ブラックジャックコツ語)によると、2025年に支出を増やすと回答した人(35%)が減らすと回答した人(24%)を上回った。また、3人に1人が2025年はより安価な製品や流通経路で節約すると回答する一方、4人に1人は、循環型経済や責任ある倫理的消費、製品の持続可能性を意識した購買行動をとるとしている。

(奥山直子)

(ブラックジャックコツ)

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