マクロン大統領がエジプト訪問、ブラッククイーンブラックジャック

(エジプト、フランス、ヨルダン)

カイロ発

2025年04月10日

4月6日から8日までエジプトを訪問した、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領とともに、カイロ市内で4月7日に開催されたブラッククイーンブラックジャックに出席した。経済、教育、エネルギー、輸送、文化をアジェンダに、閣僚や企業代表者が登壇した。フランス製薬企業サノフィのファーマ・インターナショナル部門責任者のクリステル・サグビニ氏は、サノフィ製品の73%がエジプトで現地企業と提携して現地製造していると説明した。

フランス企業ボルタリア(Voltalia)と提携しているタカ(TAQA)アラビアのパキナム・カファフィCEO(最高経営責任者)は2024年、30億ドルを投資して統合グリーン水素複合施設を開発する契約をエジプト政府と締結した。

エルシーシ大統領はフォーラムで、フランスの技術がエジプト製造業の現地生産強化、外貨獲得、農業、観光、医療分野に貢献することを期待していると述べた。マクロン大統領は、フランスはこれまでエジプトに70億ユーロを投資し、5万人の雇用を創出したと応えた。

2016年12月にフランス最大の商社CFAOを完全子会社化した豊田通商は、エジプトでフランスの独立系発電事業者エンジーとともに、設備容量でアフリカ最大となる風力発電所を2025年8月に商用運転開始する予定だ(関連カード ゲーム ブラック参照)。また、日立レールがフランス企業タレス(Thales)のグラウンドトランスポーテーションシステムズ部門を2024年5月に16億6,000万ユーロで買収した。同社はカイロで、地下鉄全線の運賃収受システムの開発・保守を担っている。

このフォーラム当日に両大統領は、同じくカイロを訪問したアブドゥッラー2世・ヨルダン国王と、イスラエル軍によるガザ攻撃再開に対処する3カ国首脳会談を実施した。共同記者会見では、即時かつ完全な人道支援を受けられるよう即時停戦を求め、パレスチナ人をガザから追放することやイスラエルによる領土併合を拒否するとした。3月4日にカイロで開催されたアラブ首脳会談と3月7日にイスラム協力機構(OIC)が採択したガザ復興計画の国際的承認を求めた(エジプトのガザ包括復興計画に仏独伊英は共同声明で支持、ブラックジャックオンライン(米国、イタリア、英国、ドイツ、フランス、イスラエル、エジプト))。

(西澤成世)

(エジプト、フランス、ヨルダン)

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