ブラックジャックルールディーラー
(フランス、日本)
パリ発
2025年03月24日
フランスのレアアース精製企業カレスター(Carester)は3月17日、同社のレアアース生産子会社であるカレマグ(Caremag)が南西部ピレネー・アトランティック県のラック工業団地内で重レアアース工場の建設に着工したと発表した。2026年末に稼働する予定で、ブラックジャックルールディーラー施設となる。
同工場では、年間2,000トンのリブラックジャックルールディーラークル磁石と5,000トンの原料鉱石からレアアースを精製する計画だ。ジスプロシウムとテルビウムは世界の年間生産量の約15%に相当する600トン、ネオジムとプラセオジムは年間800トン生産される。これらの素材は、電気自動車のモーターや風力発電機、電子部品の永久磁石に使用される予定だ。
同プロジェクトは、重要鉱物分野における日仏両政府の協力により実現した。日本の経済産業省はエネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を通じ、約1億ユーロの資金を拠出する。具体的にはJOGMECとガス大手の岩谷産業が共同で設立する「日仏レアアース(Japan France Rare Earth Company)」が、カレマグに1億1,000万ユーロの資本および株主ローンを提供し、カレマグが生産する重レアアース(ジスプロシウム、テルビウム)について、将来の日本の需要の2割相当の供給を見込む長期供給契約を締結した。
フランス政府も、自国の国家投資計画「フランス2030」の一環として、助成金および返済可能な前払い金、さらにグリーン製造業法()に基づく投資支援税額控除を含め、合計1億600万ユーロの資金を投じる。
カレマグのラック工場は高い環境基準に準拠した施設となる。カレスターのフレデリック・カレンコット社長は「カレマグは二酸化炭素(CO2)排出量を削減し、水の消費量を最小限に抑え、液体排出物を排除する特許技術を持つ。直接排出されるCO2の80%以上がプロセス内でリブラックジャックルールディーラークルされる」と述べた。同工場では92人の直接雇用が創出される見通しだ。
カレスターは2024年9月、自動車大手ステランティスと、向こう10年間にネオジム、プラセオジム、ジスプロシウム、テルビウム合計3,400トン以上(うち36%はリブラックジャックルールディーラークル原材料)を供給する長期供給契約を締結していた。
(山崎あき)
(フランス、日本)
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