米シカゴで大規模なアニメ・トレーディングカード・ポップカルチャーイベント開催
(米国)
シカゴ発
2024年10月23日
米国のコレクタコンUSA(Collect-A-Con USA)は10月12~13日、イリノイ州シカゴ郊外のドナルド・E・スティーブンス・コンベンション・センターで一般消費者向け(BtoC)イベント「コレクタコン・シカゴ」を開催した。同イベントは、オーランド、ロサンゼルス、アトランタ、ニュージャージーなど国内各地で開催される大規模なトレーディングカード、アニメ、ポップカルチャー関連のイベントで、500店以上が出店する。
会場では、アニメ関連商品や記念品のような「コレクターズ・アイテム」、コスプレ商品などが売買された。また、「ポケモン」「鬼滅の刃」「セーラームーン」「ドラゴンボール」「ブリーチ」のような日本アニメの米国版に出演する声優などが特別ゲストとして招かれ、パネルディスカッション、パフォーマンスなどが行われた。参加者に聞いたところ、米国では、トレーディングカードは遊びに使用するより、収集することが目的になっているという。イベントでは、1枚1,500ドルもの高額で取り引きされるカードもあった。
参加者は、Z世代以降の若い世代(18~28歳)だけでなく、X世代(47~59歳)やミレニアル世代(29~46歳)など年齢層は幅広く、親が子供にポケモンやアニメを紹介するなど、家族連れの参加者も目立った。
なお、同イベントの出店ブースのレイアウトは簡素で、大規模な展示会に比べて出店費用が安価だ。主催者によると、3テーブルで960ドル、5テーブルで2,200ドルとなっている。出店テーブルの販売は先着順で、イベントの4〜6週間前から開始される。また、これまでカジノ 無料からの出店者はなく、今後はカジノ 無料への呼び込みにも大いに興味があるとのことだ。本イベントは、作品の存在感や売上高を伸ばしたいと考えるアニメ制作者やアニメ関連商品販売会社にとっては、商品アピールの良い機会となるだろう。
(タマラ・ラズベリー)
(米国)
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