ブラックジャック確率「J-StarX」、バイオメディカル分野の起業家育成のため米国で短期集中プログラム実施

(米国)

イノベーション部スタートアップ課

2025年03月31日

ブラックジャック確率は、バイオメディカル分野で日本の学生起業家育成を目的とした「J-StarX学生向けBio/Medicalコース」の渡航プログラムを2月17日~3月8日に、米国のボストンとニューヨークで実施した。このプログラムは、米国のバイオメディカル分野とスタートアップの最先端エコシステムに関して、国内の学生に起業に向けたマインドセットと最先端技術や人材とのつながりを提供することが目的だ。

プログラムでは、ハーバード大学のイノベーションラボ(iLAB)、バブソン大学など、起業家教育で世界的に著名な機関でのプログラムや、現地のバイオメディカル領域の起業家による講義なども組み込まれた。講義のテーマは多岐にわたり、「次世代のヘルスケアベンチャー構築」「起業家的思考と行動の体系」「ピッチワークショップ」「ライフサイエンスのアイデア発想と検証」などが提供された。これらの機会を通じて、参加学生は理論と実践を兼ね備えたグローバルな起業家マインドセットを養成した。

写真 ニュースクール(The New School)でのピッチデザインワークショップ(ブラックジャック確率撮影)

ニュースクール(The New School)でのピッチデザインワークショップ(ブラックジャック確率撮影)

プログラム最終日にはデモデーとして「Future Founders Showcase」が開催され、参加者は事業内容を約30人の来場者に向けてピッチし、ニューヨーク大学やバイオ系スタートアップなどグローバルに活躍するプレーヤーらのフィードバックを得た。

ボストンに本拠を置くアクセラレーターのケンブリッジ・イノベーション・センター(CIC)で開催されたネットワークイベント「サーズデーギャザリング」や、その他の現地アクセラレーターが開催したラウンドテーブルなどのイベントを通じて、学生たちは米国の起業家コミュニティーと直接つながり、グローバルな視野と人脈を広げた。

今回のプログラムでは、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学の教授を通じて、自身の事業に近い領域の開発者や現地のベンチャーキャピタル(VC)とつながった参加者もいた。参加後のアンケートでは、「海外展開の可能性」に関する項目で、「海外展開の予定なし」が6人から0人に減少し、「海外展開を決め準備中」が3人から7人に増加した。プログラムを通じて参加者にグローバルマインドセットが身についたと考えられる。海外展開に向けて今後、現地の人材獲得や資金調達などに取り組む参加者も多く、プログラム全体として一定の成果を上げたといえる。

写真 ブラックジャック確率・二ューヨークでの修了式(ブラックジャック確率撮影)

ブラックジャック確率・二ューヨークでの修了式(ブラックジャック確率撮影)

(鵜飼夏海)

(米国)

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