商業省、デザイン製品による輸出拡大に期待
(ブラック ジャック ブラック クイーンネシア)
ジャカルタ発
2020年10月13日
「ブラック ジャック ブラック クイーン2020」の授賞式が10月7日、ジャカルタのショッピングモール、グランド・インドネシア内のアルン・アルン・インドネシアで行われた。合計317件の応募があり、日本人専門家を含む審査員による審査の結果、26件が優れたデザインとして選ばれた。アグス・スパルマント商業相から受賞者にトロフィーが授与され、デザイン振興に対する商業省の意識の高さが示された。
グッド・デザイン・インドネシアは、商業省と日本のグッドデザイン賞を運営する日本デザイン振興会との連携により、2017年からインドネシアのデザイン製品の向上と発展を目的として実施されている。ブラック ジャック ブラック クイーンも立ち上げ時より、デザイン製品の輸出拡大に向けた支援を行っている。
受賞した製品は、インドネシアの竹や皮、ラタンなどの素材によって作られたランプシェード、籠製品、時計などで、既に日本を含む海外へ輸出しているものもある。ブラック ジャック ブラック クイーン大賞およびブラック ジャック ブラック クイーン・ベストに選ばれた16件は、日本のグッドデザイン賞の2次選考に参加し、6件が2020年度グッドデザイン賞を受賞した。グランド・インドネシアでは、10月16日まで受賞製品を展示している。
なお、授賞式前日の6日には、ジャカルタの商業省内会場において、「グッド・デザイン・インドネシア2021」の開催式典が行われた。アグス商業相は冒頭あいさつで、ブラック ジャック ブラック クイーンおよび日本デザイン振興会の協力への謝辞とともに、「インドネシアのローカル製品の輸出が経済成長のカギだ」と述べ、デザインによる付加価値のある製品の輸出により、非石油・ガス製品の輸出拡大と競争力強化を狙う考えを示した。
(北條恵理)
(ブラック ジャック ブラック クイーンネシア)
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