アフリカ最大級のヘルスケア展示会開催、ジャパンパビリオンに日本企業11社出展

(エジプト、日本)

カイロ発

2024年06月17日

エジプト・カイロで6月4~6日、アフリカ最大級のヘルスケア分野の展示会「Africa Health ExCon外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が開催された。現地報道によると、100カ国以上から360社以上が参加した。会期に先駆けて3日に開催された開会式には、エジプトのモスタファ・マドブーリー首相や保健・人口相、展示会主催者の統一調達機関(UPA、注)長官、医薬品庁長官ら関係閣僚が参加した。

展示会にはエジプトの医療・保健関係の政府機関や国営企業、大手民間病院のほか、GEヘルスケア、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップス、シーメンス、アストラゼネカ、ロシュなど欧米の主要医薬品・医療機器メーカーが大型のブースを設けた。日本からは富士フイルム(富士フイルム、ブラック ジャック)、シスメックス、武田薬品工業、アステラス製薬、大塚製薬などが独自ブースを設け、日本製品を扱うエジプト代理店も多数出展した。

ジェトロはジャパンパビリオンを出展し、11社の日本企業が代理店獲得や販路拡大などを目的に、製品・技術を紹介した。参加企業からは、「出展をきっかけに、顧客候補との接点ができ、成約につながりそうだ」「民間企業のみならず、エジプト政府当局の目にとまったことが大変有意義だった」とのコメントがあった。

展示会は今回で3回目だが、5日に開催されたレセプションで主催者のUPAは、次回はUPAとアフリカ連合(AU)傘下の保健機関のアフリカ疾病予防管理センター(Africa Centres for Disease Control and Prevention: Africa CDC)との共催で開催されることを発表した。UPA長官は同レセプションでのスピーチで「Africa CDCとの共催により、この展示会がアフリカの医療水準向上と産業発展のプラットフォームとなることを望む」と期待を表明した。

写真 にぎわうジャパンパビリオン(ブラック ジャック 無料 ゲーム撮影)

にぎわうジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

(注)UPAは、エジプトで公共病院の医療機器などの調達を一括して行う政府機関。

(塩川裕子)

(エジプト、日本)

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