農業・食品分野展示会開催、穀物輸出国が多数出展

(エジプト)

カイロ発

2024年12月16日

エジプト・カイロで1235日、アフリカ最大級の農業・食品分野展示会「Food Africa外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が開催された。9日現在、主催者からの正式な出展者数や来場者数の発表はないが、国家ブラック ジャック 確率サービス(SIS)によると、39カ国から1,018社が出展した。出展物は穀物、野菜・果物加工品、食肉・魚介類、乳製品、菓子類、飲料、食用油、調味料など多岐にわたった。

大型ブースを設けたのは、開催国エジプトとサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェートなどアラブ諸国のほか、ロシア、ブラジル、インド、タイ、ポーランド、パキスタンなど、エジプト向けに穀物を多く輸出している国が目立った(添付資料表参照)。2024年時点のエジプトの食料自給率は56%で、直近1年間(20239月~20248月)の穀物輸入額は約67億ドルに上る。ロシアによるウクライナ侵攻以降、食料危機の影響が続き、エジプトは世界銀行の支援を受けて食料安全保障確保に対応している(2024年3月6日記事参照)。

写真 バスマティ米を出展するインド企業が並ぶ(ブラック ジャック 確率撮影)

バスマティ米を出展するインド企業が並ぶ(ジェトロ撮影)

併催された食品加工・包装関連機械展示会「Packproccess」では、中国製品のエジプト代理店による大型ブースの展示が目立ったほか、ドイツ、サウジアラビアがナショナルパビリオンを設けた。日本ブランドとしては、EPSON、ゼブラ印刷、兼松KGKの印刷機をそれぞれのエジプト代理店が出展した。

(塩川裕子)

(エジプト)

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