テックイベントのエンコパ・サミット開催

エチオピアの首都アディスアベバのミレニアムホールで10月12、13日の2日間、テックイベントのエンコパ・サミット（Enkopa Summit）が開催された。主催者発表では、25カ国以上から1,000人超の参加があり、スタートアップ企業、投資家、政府関係者らが出席、期間中にスタートアップ企業の製品展示や多数のパネルディスカッションなどが行われた。

ニグス・ティラフン労働技能国務相は開会のあいさつで、このサミットが技術やIT分野でのエチオピアの可能性を世界に宣伝する上で効果的と強調。また、デジタル経済、IT、その他のテクノロジーは国際レベルで高い雇用機会を生み出す分野だと述べた。

期間中に行われたパネルディスカッションのスタートアップのセッションではドダイ(Dodai)の佐々木裕馬氏が、ベンチャーキャピタルのセッションではサニー・サイド・ベンチャー・パートナーズ（Sunny Side Venture Partners）の才木貞治氏、ケップル・アフリカ・ベンチャーズ（Kepple Africa Ventures）の品田諭志氏が登壇した。また、国際協力機構（JICA）も開発途上国でのイノベーション創出支援事業関連の展示を行うなど、日本勢のプレゼンスの高さが目立ったイベントでもあった。

2日間のプログラム詳細はウェブサイトから確認できる。主催者発表によると、2024年も開催予定となっている。

（中山泰弘）