エチオピア航空、中国路線を拡大、広州線の週3便増で計35便態勢に
(エチオピア、中国)
アディスアベバ発
2024年10月15日
エチオピア航空は9月20日、中国とエチオピアを結ぶ路線の拡大計画を発表した。同月27日から広州~アディスアベバ線が週3便増便し、中国路線全体で週35便態勢となった。
公式予約サイトによると、中国路線運航の新たな態勢は次のとおり。
- 広州線:週10便(9月27日からの3便増含む)
- 北京線:週7便
- 上海線:週7便
- 成都線:週4便
- 香港線:週7便
エチオピア航空は10月時点で総保有機材が154機で、国際線の就航都市数は113都市に及び、アフリカ最大の航空会社として、アディスアベバをハブに、世界各地とアフリカを結ぶネットワークを構築している。
中国とエチオピアの貿易は近年急速に拡大しており、2023年の貿易総額は前年比14.7%増の30億3,000万ドルに達した。広州は大規模なアフリカ系商人のコミュニティーを有し、定期的に開催される中国輸出入商品交易会(広州交易会)はアフリカのバイヤーを多く集めるなど、特にアフリカとの経済的なつながりが強い。
今回の中国路線拡大は、両国間のビジネスや観光のさらなる活性化と既存の経済的つながりを強化するものとみられる。
(石川晶一)
(エチオピア、中国)
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