第3四半期のGDP成長率、ブラック ジャック 遊び方.2%、景気後退の見方強まる
(英国)
ロンドン発
2022年11月16日
英国国家統計局(ONS)の11月11日付発表によると、英国の2022年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率(第1次速報値)はブラック ジャック 遊び方.2%となった(添付資料図、表参照)。同四半期のGDPは、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年第4四半期(10~12月)との比較では0.4%減となった。
月別に見ると、エリザベス女王の国葬の祝日の影響を受けた9月のGDPは前月比ブラック ジャック 遊び方ナス0.6%となった。
産業別では、エネルギー価格の上昇による生活費上昇と追加の祝日の影響で、主に「卸売・小売業」と「その他のサービス業」が第3四半期のGDP成長率(ブラック ジャック 遊び方)を押し下げた。鉱工業の成長率(ブラック ジャック 遊び方)はマイナス1.5%で、5四半期連続でマイナスとなった。特に「基礎金属・金属製品」「化学品・化学製品」が成長率(ブラック ジャック 遊び方)を押し下げた。建設業の成長率(ブラック ジャック 遊び方)は0.6%だった。新規工事の受注が増加した一方、建設用資材や製品の価格上昇、労働力不足、人材確保の課題があり、前期から伸びが鈍化した。
需要項目別GDPでは、第3四半期、家計最終消費支出がブラック ジャック 遊び方.5%となった。衣類、家庭用品、通信、食品などへの支出減が要因とされている。
ジェレミー・ハント財務相は、景気後退の可能性があることは残念だが、完全に予見できなかったわけではないとし、英国経済が長期的に回復するためのレジリエンスを有していると主張した(「スカイニュース」11月11日)。ハント財務相は11月17日に秋季経済計画として歳出削減と増税を発表する予定と報じられている。「タイムズ」(11月11日付)は、財務相が2025年以降、公共支出の増加率を3.7%から1%にまで削減する予定と報じた。
調査会社キャピタルエコノミクスのポール・デイルズ氏は11月11日、国葬の影響を除いたとしても、英国の実質GDPは減少しているとし、これは景気後退の始まりを示唆していると指摘した。国立経済社会研究所(NIESR)
は、サービス業と製造業の製造業購買担当者指数(PMI)が10月に過去最低を記録したことや、消費者・企業の信頼感の悪化、予想を上回るインフレや金利上昇に伴い、第4四半期のGDPの縮小リスクが高まっているとした。
英国商業会議所(BCC)のウィリアム・ベイン氏は、英国の財の輸入と輸出は9月にともに減速しており、世界的なインフレと個人消費の減少が英国の貿易に影響を及ぼしていると述べた。
(島村英莉)
(英国)
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