第1四半期のGDP成長率は前期比0.ギャンブルゲーム無料、他の主要国と比べ低調

(英国)

ロンドン発

2023年05月18日

英国国家統計局(ONS)の5月12日付発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、英国の2023年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率は前期比0.ギャンブルゲーム無料となった(添付資料「表 英国の実質GDP成長率」「図 英国の四半期別実質GDP成長率の推移」参照)。情報通信や管理・経営支援などのサービス業のプラス成長が寄与した。

需要項目別でみると、個人消費(家計最終消費支出)はインフレによる家計の圧迫から横ばいとなった。英国のインフレ率は2022年9月以降、前年同月比で毎月10%を超えている。こうした状況もあり、運輸やアルコール・たばこなどの嗜好(しこう)品の消費が減少した。

産業別では、情報通信などを中心にサービス業が0.ギャンブルゲーム無料増加した。一方で、教育や運輸・倉庫業などについてはストライキの影響からマイナス成長となった。

製造業は、金属製品、コンピュータや電子機器などの増加が寄与し、0.5%増となった。

建設業は0.7%増で、6期連続のプラス成長となった。新築件数は減少したものの、既存物件の修理とメンテナンスの需要が伸びた。

主要国との比較でも低調

英国の成長率は、他の主要国と比べても低調だ。5月10日時点で未発表の日本とカナダを除いたG7諸国と比べると、横ばいのドイツを除き、0.5%のイタリア、0.3%の米国、0.2%のフランスを下回る。さらに、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年第4四半期との比較ではマイナス0.5%となり、米国(5.3%)、イタリア(2.4%)、フランス(1.3%)と差が出ている。

(松丸晴香)

(英国)

ビジネス短信 58eff8cbb5481f9d