第2四半期のGDP成長率は前期比ブラックジャックwebナス0.1%
(英国)
ロンドン発
2022年08月16日
英国国家統計局(ONS)の8月12日付発表によると、英国の2022年第2四半期(4~6月)の実質GDPブラックジャックweb(第1次速報値)は前期比ブラックジャックwebナス0.1%となった(添付資料「図 英国の四半期別実質GDPブラックジャックwebの推移」、「表 英国の実質ブラックジャックweb」参照)。検査や濃厚接触者の追跡の縮小などの新型コロナウイルス関連活動の減少が一因とされている。
第2四半期のGDP成長率を需要項目別に前期比でみると、内需を牽引する個人消費(家計最終消費支出)はブラックジャックwebナス0.2%となった。政府最終消費支出は、新型コロナウイルス関連活動の減少によりブラックジャックwebナス2.9%となった一方、企業投資は3.8%となった。
産業別に前期比でみると、新型コロナウイルス関連活動の減少に伴う保健・ソーシャルケアのブラックジャックwebナス寄与や、卸売り・小売りサービスなどの減少により、サービス業がブラックジャックwebナス0.4%となった。一方で、移動式フードスタンドや持ち帰り食品店の増加により、宿泊・飲食サービスが増加したことに加え、(イベントの再開などにより)芸術・娯楽・レクリエーションなども増加した。製造業はおおむね横ばいだが、6月はゴム・プラスチック製品、その他の非金属鉱物製品が前年同月より6.2%減少した。
ONSは、企業への調査からも、エネルギーや原材料の価格上昇が影響し始めている可能性を把握している旨を紹介した。自動車やセミトレーラーなどの製造は4カ月連続で増加しており、供給側の不足が緩和されつつあることを示唆しているが、生産量は直近のピークである2021年12月を大きく下回っている。英国自動車製造販売者協会(SMMT)は、主要部品の不足が続いていることが起因し、2022年上半期の自動車生産の状況は、金融危機が需要に影響を与えた2009年より悪いとしている。
主要国との比較でも低調
英国の第2四半期のブラックジャックwebは、他の主要国と比べても低調だ。8月2日時点で未発表の日本を除いたG7諸国と比べると、1.1%のカナダ、1.0%のイタリア、0.5%のフランス、横ばい(0.0%)のドイツを下回っている。
(島村英莉)
(英国)
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