マドリードで「JAPAN WEEKEND MADRID 2022」開催、来場者数は過去最多
(スペイン、日本)
マドリード発
2022年10月13日
スペイン最大級の日本のポップカルチャーイベント「JAPAN WEEKEND MADRID 2022」が9月24~25日、マドリード国際展示場(IFEMA)で開催された。このイベントは年に1度開催されており、今回は日本のアニメキャラクターのコスプレ大会やグッズ販売、ウィー(Wii)などのゲーム体験コーナー、アイドルのコンサートなどが実施された。同イベントはマドリード以外では、バルセロナ、ビルバオ、バレンシアなどの都市でも、開催時期は異なるが、毎年開催されている。
9月25日付「ラス・プロビンシアス」紙によると、「JAPAN WEEKEND MADRID 2022」の会場は約5万平方メートルで、今回の来場者数は過去最多で、会場内は多くの来場者で混雑した。現地の報道番組では、2時間ほど入場待ちをした参加者もいるとし、その混雑ぶりが伝えられた。
会場となったIFEMAのホームページによると、同イベントには日本人のラップデュオのほか、スペインで有名なコスプレーヤーやユーチューバー、イラストレーターなども参加した。
コスプレイベントでは、予選を勝ち抜いたコスプレーヤーらがイベント最終日に舞台上で衣装を披露した。
コスプレ大会に参加しない一般参加者も、簡易的なコスプレや、自作の手の込んだコスプレなどをしており、会場は大変なにぎわいを見せた。
スペインでは近年、日本のアニメやマンガの市場が急拡大している。国営放送の特集番組によると、日本のマンガの市場は過去5年で5倍の成長を記録しており、書籍の月間ベストセラー上位100冊のうち20冊が日本のマンガで占めた月もあったという。
(高氏朋佳)
(スペイン、日本)
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