ブラック ジャック サイト
(オーストリア)
ウィーン発
2018年08月13日
交通・イノベーション・技術省は8月1日、オーストリアの主要高速道路であるA1の2つの区間で速度制限を130キロから140キロに引き上げるブラック ジャック サイトを開始した。オーストリア東部のウィーンと中部のザルツブルクを結ぶA1高速道路のうち、ニーダーエスタライヒ州のメルクとエードの88キロ区間、オーバーエスタライヒ州のハイドとザットレットの32キロ区間の3車線で上り・下りの双方向で制限速度が引き上げられた。
ノルベルト・ホファー 交通・イノベーション・技術相は「モビリティー(移動利便性)への需要が高まっている。自動車と道路インフラの安全性も常に高まってきている中、自動車の運転者はより早く目的地に着きたいと考えているし、そうあるべきだ。ブラック ジャック サイトには2つの区間を選んだが、今回のブラック ジャック サイトの結果と影響が把握できれば、他の区間でも制限速度を引き上げることになるだろう」と述べた。
今回のブラック ジャック サイト区間での大気、騒音、平均速度、交通事故数などのデータを基に、2019年に140キロ区間を増やすかどうかを決定するという。2006年に時速160キロの試験走行が実施された際は、グリーンピースが道路を封鎖するなど、反響も大きかったが、今回のブラック ジャック サイト開始初日は平穏だった。
オーストリアでは、1970年代にブラック ジャック サイト130キロ速度制限が導入された。欧州で時速140キロを採用している国はポーランドやブルガリアなどごく少数で、隣国のドイツでは一部の区間を除いて速度制限はないが、130キロ制限が推奨されている。
(田中由美子)
(オーストリア)
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