第2四半期GDPは前年同期比4.6%成長、農業と観光が好調
(ケニア)
ナイロビ発
2024年10月24日
ケニア国家統計局(KNBS)は10月2日、ケニアの2024年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率を前年同期比4.6%と発表した。農林水産業(4.8%)、不動産(6.0%)、金融・保険(5.1%)、卸・小売業(4.4%)が牽引した。加えて、宿泊・外食(26.6%)、ブラック ジャック ランキング通信(7.2%)、管理などサービス(6.8%)も高成長を記録した。農林水産業では、サトウキビの生産が前年同期比81.5%増、牛乳の生産が7.9%増だった。また、ケニアの主要輸出品目の果物の輸出量が4.3%増となった。宿泊・外食については、ケニアへの来訪客数が前年同期比6.4%増の37万923人だった。4月に「コネクテッド・アフリカ・サミット2024」、5月に「スウィフト・コネクト・アフリカ2024」、6月には「グローバル・ピース・リーダーシップ・カンファレンス・アフリカ2024」など、大型の国際会議が次々と開催されたことが要因とKNBSは分析している。
一方、鉱業(2.7%減)と建設(2.9%減)はマイナス成長となった。KNBSによると、建設は活動が鈍り、前年同期比でセメントの消費量が7.8%減、瀝青(アスファルト)の輸入量が8.1%減、鉄鋼の輸入量が9.1%減だった。
製造業は前年同期比3.2%成長で、食品製造が好調だった。ソフトドリンクの製造は前年同期比30.6%増、砂糖の製造は約2倍になった。非食品では、メッキ鋼板の製造が5%増だったほかは、自動車の組み立て製造(17.3%減)、セメント製造(8.1%減)と不調だった。
(佐藤丈治)
(ケニア)
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