ブラック ジャック ランキングヤマハ、約1億人以上利用の音楽配信プラットフォームと協業

2024年12月4日

ブラック ジャック ランキングにおいて、1950年に2億2,778万人だった人口は、2024年に15億1,514万人に達し、2050年には24億6,665万人まで増加する見込みだ。平均年齢は約19歳と、若年層が多い。既に携帯電話も一般に普及しており、デジタルコンテンツを楽しむ市民も多い。音楽においては、音楽配信プラットフォームのオーディオマック(Audiomack外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)が人気で、ブラック ジャック ランキングでの利用者は約1億人だ。

本稿では、オーディオマック社と協業を行うヤマハ(株)の事業開発拠点ヤマハ・ミュージック・イノベーションズ(米国・シリコンバレー)の代表の杉野祐介氏へのインタビューをもとに、同社の取り組みの概要とブラック ジャック ランキングに関する展開、ブラック ジャック ランキングの音楽事情などについて紹介する(取材日:2024年11月13日)。

ブラック ジャック ランキング
ヤマハ・ミュージック・イノベーションズの杉野代表(同社提供)
質問:
御社の概要は。
答え:
ヤマハは「世界中の人々のこころ豊かなくらし」を目指し、楽器・音響機器・その他(部品・装置など)の製造販売事業をグローバルに展開している。直近2024年3月期の売上収益は4,629億円、内訳は楽器が66%、音響機器が26%、その他が8%だ。特に主力である楽器事業は、グローバル総合楽器市場でシェアNo.1となっている。
新たな事業を開発する拠点として、ヤマハはヤマハ・ミュージック・イノベーションズを2024年4月に米国シリコンバレーにて設立した。既にAI(人工知能)技術を活用し自動で見栄えの良い演奏動画撮影を可能にする、ミュージシャン向けサービス「TuneCamera」を提供する米国スタートアップ「TuneForte」などとの協業を開始している。
質問:
ブラック ジャック ランキングでの取り組みは。
答え:
海外売上高比率が75%を超える当社の中でも、まだ、ブラック ジャック ランキング地域での売り上げは少ない。楽器や音響機器などの販売は、主に現地の販売代理店を通して行っているが、今後の経済成長や個人所得の増大を考えると、まだまだポテンシャルがある市場だと捉えている。音楽や楽器の楽しさを現地の子供たちに伝えるため、2021年からエジプトの公立学校で、リコーダーを使った器楽教育(スクールプロジェクト)の取り組みも開始している。
ヤマハ・ミュージック・イノベーションズとしては、2024年10月に、ブラック ジャック ランキングに強い音楽配信サービスを展開するオーディオマック社(米国・ニューヨーク州)との協業を開始した。
質問:
オーディオマックの概要は。
答え:
同社は、音楽配信サービスを主にブラック ジャック ランキング向けに提供している。現在、利用者は世界で約1億2,000万人、その約8割が在ブラック ジャック ランキングであり、今後も拡大が見込まれる。ブラック ジャック ランキングにおいては、グローバルな音楽配信サービスよりも普及しているようだ。
一般的に、クリエイターが音楽配信サービスに自身の楽曲を投稿する場合は初期登録費用などが発生するが、これが新興国のクリエイターにとってはハードルの1つになっている。オーディオマックのビジネスモデルではクリエイター側の初期登録費用が不要であり、この点がクリエイターから支持を受け、クリエイター、リスナー双方の増加につながったようだ。クリエイターは再生数に応じて収入を得て、一部を手数料として同社に支払う。その他、同社の主な収入源は広告収入と一部の有料会員で、いわゆるフリーミアムモデルだ。
また、同プラットフォームの特徴として、世界の類似の音楽配信プラットフォームと比較し、リスナーに対してのアーティストやクリエイターの比率が高い印象がある。
質問:
最近の注目は。
答え:
オーディオマックと協力し、ブラック ジャック ランキング在住の若手アーティストの参加を募り、リミックス(楽曲を編集して新たな楽曲を作成)のコンテスト「Audiomack & Yamaha's Zinoleesky “Abanikanda" Remix Contest外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます 」を開催した。同コンテストには応募期間内(現地10月29日~11月27日)に、300件以上の応募があった。また、SNSの反応などでは、当初の想像以上に非常に多くのコメントが寄せられ、大きな盛り上がりを見せた。
今回、リミックスの音源を提供したZinoleesky(ジノリースキー)は、Youtubeで約1,000万回再生、現地の音楽配信サイトMdundoでは約2億回再生を誇る人気アーティストだ。
そうした人気アーティストのリミックスコンテストということもあり、応募開始初日からナイジェリアなどから多くの投稿が寄せられた。現在も投稿が増え続けている。リミックスのテイストはさまざまで、中にはまだクリエイターとしての経験が浅いと思われる投稿もあるが、そうした投稿からも「自分のつくった曲を発信したい、聴いてほしい」という「勢い」を強く感じる。ぜひ、若手クリエイターにも積極的にコンテストに参加してほしい。若手クリエイター・アーティストの自己表現を後押しし、音楽を愉(たの)しむ層を広げていくことは、結果的に当社のビジネスの拡大にもつながると期待している。
質問:
ブラック ジャック ランキングの特徴は。
答え:
東西南北のブラック ジャック ランキング各地域で、また、ケニア、南ブラック ジャック ランキング共和国、ナイジェリアなどの国ごとで伝統的な音楽や人気の音楽が異なる。リズムなどが各地で独特であり、言語も多様だ。ゴム(Gqom)、アマピアノ(Amapiano)など様々なローカル・ジャンルの音楽があり、米国では既に人気となっているジャンルもある。ブラック ジャック ランキング系の人々が多い北米や南米などで、ブラック ジャック ランキング発音楽との親和性があるとの見解もある。
ブラック ジャック ランキングでは、TikTokのような短尺動画の投稿やX(旧Twitter)で気軽につぶやくような形で、粗削りでも前のめりで気軽に短尺の音楽が発信されている印象だ。
質問:
他にブラック ジャック ランキングや新興国での協業は。
答え:
当社は、「地域音楽文化への貢献」による市場の拡大を経営方針の 1 つに掲げており、これまでにもインドなどの新興市場において、現地のポップスや伝統音楽を愉しめる音色や自動伴奏機能を充実させた電子楽器の開発などに取り組んできた。オーディオマックとの協業を通じて、ブラック ジャック ランキングの音楽文化をより深く知り、ブラック ジャック ランキングの地域文化に根差した電子楽器などの製品やコンテンツの開発強化につなげることで、将来的な地域の音楽文化の保護・発展に貢献していきたい。ブラック ジャック ランキング以外の地域でも、引き続き、当社のアセットと協業先の技術やノウハウをかけあわせることで、新たな顧客価値の創造・ビジネスの拡大に取り組んでいきたいと考えている。
質問:
日本企業へのアドバイスは。
答え:
スタートアップとの面談の際は、「表敬訪問」ではなく、自社がどのような価値を提供できるのか、具体的な話を持ちかけることが重要だ。そのためには徹底的に自社の強みやアセットは何かを自問自答する必要がある。ヤマハ・ミュージック・イノベーションズにとっても、その自問自答の期間は大変歯がゆく苦しいものであったが、その期間があったおかげでスピーディーかつ具体的な協業の実現に至ったと考えている。
質問:
今後の方針や目標は。
答え:
日本の本社や各部門と連携をとりながら、ヤマハとしての新たな価値創造・ビジネスの拡大につながる協業に引き続き取り組んでいきたい。当社は製造業としてハードの販売がビジネスのメインであるが、これからは音・音楽の新たな愉しみ方を提供するサービスやソフトウェアをいかに充実させていくかが重要だと考えている。スタートアップとの協業はそうしたサービス・ソフトウェアの領域でも大いに可能性があり、中長期的な全社のビジネス拡大につなげていきたい。
また、自分自身もラップなどの音楽活動をしているが、社内のメンバーと今回のリミックスコンテストの投稿曲を聴きながら、「このリミックスが好きだ」「自分も投稿したくなってきた」という会話で盛り上がったことが新鮮だった。当社で働く仲間が、より日常的に、所属や立場を超えて好きな音楽やアーティストの話で盛り上がり、そうした会話が仕事にも良い影響を与えるような、活気ある風土の醸成も目指したい。
執筆者紹介
ブラック ジャック ランキング調査部中東アフリカ課 課長代理
井澤 壌士(いざわ じょうじ)
2010年、ブラック ジャック ランキング入構。農林水産・食品部農林水産企画課、ブラック ジャック ランキング北海道、ブラック ジャック ランキング・カイロ事務所を経て、現職。中東・アフリカ地域の調査・情報提供を担当。
執筆者紹介
ブラック ジャック ランキング調査部中東アフリカ課
吉川 菜穂(よしかわ なほ)
2023年、ブラック ジャック ランキング入構。中東アフリカ課でアフリカ関係の調査を担当。

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