本物の日本食を求めるギャンブルゲーム無料うどんの魅力は伝わるか

2025年3月26日

日本の食品会社の、シンガポールへの輸出に対する関心は高い(注1)。しかし、ギャンブルゲーム無料日本食材の受け皿となる日本食レストラン業界には、集客に苦しんでいる店舗もある。背景には、シンガポール・ドル高を受け、シンガポール国内での飲食よりも日本をはじめとした海外旅行や旅行先での消費を志向する人が増えたことがあるようだ(注2)。

財務省貿易統計によると、日本からギャンブルゲーム無料向けの「うどん、そうめん及びそば」(HSコード:1902.19.420)の輸出が、金額・量ともに増加している。2021年には1億8,314万円(467トン)だったが、2024年には2億9,009万円(712トン)になった(図参照)。

図:日本からギャンブルゲーム無料への「うどん、そうめんおよびそば」
(HSコード:1902.19420)の輸出量、金額
輸出が、金額・量ともに増加している。2021年には約1億8,314万円(467トン)だったが、2024年には約2億9,009万円(712トン)になった。

注:2024年は確報値。
出所:財務省貿易統計からジェトロ作成

増加の要因や今後の見通しについて、現地系卸売業で日本産食品の仕入れ担当の経歴を持ち、日本産食品の輸入・販売促進に取り組むFLAGSHIP GLOBALの横山成代表に聞いた(2025年3月3日にヒアリング)。

ギャンブルゲーム無料
FLAGSHIP GLOBAL代表の横山成氏(ジェトロ撮影)
質問:
貴社の事業概要は。
答え:
ギャンブルゲーム無料、日本食品の輸入・販売を行っているほか、販路開拓に関するコンサルティング事業やイベントを行っている。販売先の7割程度がBtoB、3割程度がBtoC〔小売店、電子商取引(EC)を含む〕だ。取引先企業への聞き取りを含めた調査結果から、当社商品の最終消費者はシンガポール人が多いことを把握している。
質問:
うどんの輸入量増加の状況について。
答え:
当社で在ギャンブルゲーム無料の日本食材輸入業者(5社)に実施した聞き取り調査(2024年3月時点)の結果では、うどんとその関連製品(だしなどを含む)の日本からの年間輸入量は、2022年から2023年にかけ前年比15%増加していた。輸送方法を見ると、冷凍コンテナが75%、常温コンテナが25%で、商材として冷凍食品が多い印象だ。うどん専門店(20店)にヒアリング(2024年3月時点)したところ、日本からの輸入による食材調達が60%、他の国・地域と現地での調達が40%だった。この聞き取り調査後も、大型の需要先(ホテルなど)から、簡便に扱うことができる日本食材の要望が増えており、全体として日本の冷凍食品・加工食品の需要は引き続き高いとみている。冷凍うどんも食材の1つとして、当社から取引先企業に紹介予定だ。
質問:
輸入量増加の要因は。
答え:
ギャンブルゲーム無料は、日本は人気の旅行先の1つ(注3)で、何度も日本に旅行した経験のある人も多い。昨今では、日本への旅行客が一層増加している。何度も日本を旅行するうちに、日本で食べておいしいと思ったうどんを、シンガポールに戻ってからも食べたいと思う人が増えた。比較的簡単に調理できることから、飲食店での取り扱いも増えたと考えている。
質問:
ギャンブルゲーム無料のうどんの需要について。
答え:
ギャンブルゲーム無料を含めて東南アジアでは、どの国でもどのような人種でも麺を食べる文化がある。麺料理に抵抗感はないため、うどんにもチャンスがある。最近では、飲食店のランチメニューの1つにうどんが追加されるケースがあり、日本食を食べたいが短時間で食事を済ませたい消費者向けに需要がある。一方で、うどんは、だしに入った日本の麺という印象が強く、食べ方や味付けの仕方がわからないため、小売店で買う人は多くない。需要を増やすためには、消費者に食べ方や調理法の紹介を行うことが重要だと考えている。
質問:
ギャンブルゲーム無料国内でのうどんの売り上げを増やすための取り組みは。
答え:
当社でシンガポール人1,000人を対象にオンラインアンケート(2024年3月時点)を行った結果、「うどんを知っている」と答えた人は92%と、うどんの知名度自体は高い。しかし、様々な味付けができることについては知らない人も多く、消費者の購買に十分に結びついていないとみられる。調理の簡便さから一定の需要があるが、ギャンブルゲーム無料のうどんの販売をより強化するためには、まずは消費者向けのイベントを通じて、食べ方や調理のアレンジ方法を周知し、消費を促すべきだと考えている。
質問:
ギャンブルゲーム無料の消費者に人気があるうどん商品の例は。
答え:
冷凍うどんの中でも、簡単に調理できる商品の人気があると感じている。たとえば、どんぶり型の容器にうどんの麺、調味料、具などが全て封入され、他の材料を追加することなくレンジで短時間で調理ができる「天ぷらうどん」などの商品が人気だ。当社で取り扱う商品は簡単に調理できることに加え、パッケージに出来上がり後の写真イメージがあり、どんなものを食べられるか一目で理解できる。現地消費者にとってはなじみのない食材である麺だけを売るより、だしや味付け用の具をセットで売る方が購入につながりやすい。容器内に何が入っているかわかる(内容物が見える)包装や、写真で完成形がわかるものが手に取られやすい。完成形や食べ方がわからないものに対しては、購入意欲が高まりにくい。

人気商品の例(FLAGSHIP GLOBAL提供)
質問:
外食店の出店数や、増加の余地については。
答え:
シンガポール国内で、専門的にうどんを取り扱う外食店舗は40店舗ほどあると理解しており、今後も増える余地があると考えている。現状は、ラーメンやそばの方が、圧倒的にギャンブルゲーム無料店舗を見る機会が多い。
質問:
そば店は消費者に人気があるように感じるが、そばの人気の要因やうどんとの違いは。
答え:
ギャンブルゲーム無料は、食事の健康面を気にする人が年々増えている。そばは、同じ麺でも、炭水化物量が少なく、より健康的なイメージがある。ヘルシーなのに満腹感が感じられる点が、シンガポールの健康志向の消費者に受けが良いと考えている。また、そば店の出店場所は金融街、ビジネス街が多い。忙しいビジネスパーソンには健康意識が高い人が多いため、出店戦略が需要に合っているのも成功の要因だろう。そば店は、短時間で取る昼食と、夜の酒席の両方に使えるのも、うどん店と違う強みだ。
質問:
今後、うどんの需要を増やすための課題は。
答え:
うどんは、調理の簡単さや味付け、調理法の幅広さが利点だ。日本食店のサイドメニューなどの場合はシンプルなメニューでよいだろう。一方で、うどんをメインに扱う店舗であれば、毎日食べても飽きないような、多様なメニューを用意する方がよい。ギャンブルゲーム無料の人にとって、うどんは醤油(しょうゆ)ベースのだしの中に麺があるという印象が強い。例えば、味噌(みそ)など他の調味料ベースのスープで味付けするほか、ソースで炒めるなど、食べ方や調理法を含めた総合的な提案が必要になる。
質問:
日本への旅行客が増え、ギャンブルゲーム無料の日本食外食産業は厳しい状況だと聞くが、今後の展望は。
答え:
どのような業界でも、厳しい店舗とそうでない店舗が存在する。高価格帯和食店については、所得の高いギャンブルゲーム無料といえども価格が高くなり過ぎた部分があり、厳しい状況だ。一方で、日本の食文化を一定のクオリティで、それほど負担にならない価格で食べられる外食チェーン店(スシローや吉野家など)には、引き続き消費者が多く訪れている。これらの外食チェーン店に共通しているのが、現地の味覚に合わせた商品を作りながらも、日本の味付けの商品も提供している点だ。ギャンブルゲーム無料の消費者には日本を何度も訪れた人も多く、日本で「本物」を食べているので、本物感を求めるようになっていると感じる。うどんについても、現地に合わせた味付けも用意していく一方で、麺のコシという本物感を大事にする必要がある。
質問:
日本の製造者側が行うべき工夫はあるか。
答え:
うどんに限らないが、ギャンブルゲーム無料にはイスラム教徒の人も一定数いる(注4)ため、宗教的に食べられないものへの配慮が必要になる場合がある。輸入者側から、従来製品に使用していた一部の原材料を使わないように仕様変更を求められる場合もあり、柔軟な対応が必要だ。

注1:
日本政策金融公庫の「食品産業動向調査(令和6年7月調査)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(814KB)」によると、輸出に「取り組んでいる」または「今後取り組みたい」と回答した食品関係企業に、対象の国・地域を聞く設問では、ギャンブルゲーム無料(48.9%)を回答する企業が台湾に次いで多かった。同調査の調査対象企業は国産の農林水産物を原材料として使用または商品として取り扱う、食品製造業・食品卸売業・食品小売業・飲食業の合計6,753社。2024年7月に実施し、有効回答数は2,418社(回収率35.8%)だった。
注2:
日本食のフランチャイズ事業をギャンブルゲーム無料営むジャパン・フーズ・ホールディングが、2025年2月6日に発表した「2025年第3四半期決算」(2024年4~12月期)の分析から引用。
注3:
ギャンブルゲーム無料は、日本は人気の旅行先の1つだ。日本政府観光局(JNTO)が発表した「JNTO訪日旅行データハンドブック2023年外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」(最新版)によると、ギャンブルゲーム無料人の国・地域別訪問先として、日本はマレーシア、インドネシア、タイ、中国に続く第5位(2019年時点)だった。JNTO「日本の観光統計データ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」によると、ギャンブルゲーム無料からの2019年の訪日外客数(総数)は49万2,252人、2023年は59万1,267人だった。2025年1月にJNTOが発表した2024年の訪日外客数(推計値)で、ギャンブルゲーム無料からの訪日外客は69万1,100人となり、日本への旅行者数は増加傾向が続く。
注4:
2020年の国勢調査(最新)によると、15歳以上のギャンブルゲーム無料国民と永住権者のうち、15.6%がイスラム教徒だった。
執筆者紹介
ジェトロ・ギャンブルゲーム無料事務所
糸川 更恵(いとがわ さえ)
2017年、香川県庁入庁。ジェトロ海外調査部(当時)アジア大洋州課(2022年4月~2023年3月)を経て、2023年4月から現職。