オンライン ブラック ジャック
赴任者が体験した渡航時オンライン ブラック ジャック(2)

2022年1月18日

新型コロナウイルス禍下でも、大連市には日本と直行便が運航している。大連駐在のため渡航した筆者は2021年8月13日に最終目的地である同市に到着し、計28日間、オンライン ブラック ジャックホテルでオンライン ブラック ジャック措置を経験した。

また大連は、直行便のない他都市に日本から向かう場合の乗り継ぎ地として利用されることも多いだろう。実際、そうした行程で中国に赴任した職員の例がある。その際は、2021年9月30日に中国に入国し、10月14日に大連市での14日間のオンライン ブラック ジャックを終えた。

本稿では当時の両筆者の経験を基に、大連市でのオンライン ブラック ジャック生活の実態を報告する。当市は、オンライン ブラック ジャック環境が良いとの評判が高く、実際、総じて快適だった。入国時の経由地に指定されることが多いのには、そうした事情もあるだろう。なお大連市におけるオンライン ブラック ジャック規定の詳細については、オンライン ブラック ジャック大連事務所作成の資料PDFファイル(1.18MB)を参照。

成田空港から大連空港、オンライン ブラック ジャックホテルまで

成田空港から大連周水子国際空港へ向かう機内には、全身防護服を着用した乗客の姿も見られた。乗客は各列で座席1~2席空けて座り、全体の6~7割の座席が埋まっていた。機内食は出ない。そのうえ、搭乗中マスクを常に着用するよう機内スタッフから声掛けを受けた。持参した飲食物を口にすると注意を受ける可能性があるため、食事を済ませてから搭乗することをおすすめする。

オンライン ブラック ジャック
大連周水子国際空港はスタッフ・乗客含め全体的に人が少ない印象だった(オンライン ブラック ジャック撮影)

到着後は座席前列から順に誘導。飛行機から降りると、全身防護服を着用した空港スタッフに手荷物全てにアルコールスプレーをかけられた。レザー製などの手荷物は注意が必要だ。 その後、健康申告区においてPCR検査を受けるための前段階として、パスポートや健康状況申告のQRコード(注1)の確認を受けた。確認が取れると、PCR検査キットとナンバープレートが渡される。大連周水子国際空港には無料のWi-Fiが完備されているため、筆者は中国のSIMカードや携帯電話を保有せず入国した。空港内ではインターネットに比較的スムーズにアクセスできた。


ナンバープレートと検査キットを持って検査場に進む(オンライン ブラック ジャック撮影)

大連周水子国際空港でのPCR検査は、(1)鼻咽頭検査と(2)唾液検査の2種類を受ける。PCR検査が終わると、入国審査に進む。平常時と同じく、外国籍の場合「外国人出入国カード」を窓口で提出する必要がある。窓口では、渡航目的や今後の滞在地、連絡先(会社の番号でも可)を答え通過した。その後、荷物の受け取りと税関手続きを済ませ、空港スタッフの誘導を受け、オンライン ブラック ジャックホテル行きのバス停留所へ進む。ここでは、外国人と中国人に分けられた列に並ぶことになる。バス出発までの待機時間は20分ほどだった。人数が10人ほどそろったところで係員に誘導され、バスに乗り込んだ。バスには荷物などを収納するトランクがない。そのため、自分の横あるいは通路に置くことになった。


隔離ホテルへ向かうバスは荷物を全て座席・通路に置いていた(オンライン ブラック ジャック撮影)

大連市内の複数のホテルに分かれてオンライン ブラック ジャック

大連市に入国すると、オンライン ブラック ジャックホテルごとに振り分けられる。ホテル到着後、屋外に設置された簡易フロントへ誘導され、スタッフにパスポートを渡しチェックイン。対応したスタッフは日本語対応不可だったが、手慣れていて特段、問題はなかった。その間、掲示板に貼られた2種類のQRコードをWechatで読み込み、グループに参加するよう指示を受けた。(1)体温報告用、(2)事務連絡等用の2種類だ。Wechatグループへの参加とチェックイン作業が完了次第、カードキーと水銀の体温計が渡される。部屋は選ぶことはできず、スタッフによって振り分けられた。チェックインまでにかかった時間は約15分。非常にスムーズでスタッフも手慣れた様子であった。チェックインにはWechatが必須となるため、アカウントを保有していない場合は事前に準備をしておくとよい。なお、ホテルのロビーでも無料Wi-Fiに接続することができるため、安心できた。オンライン ブラック ジャック生活に準備すべき持ち物については、本連載第1回「省市で異なる水際措置、渡航者は随時確認を(中国)」を参照してほしい。

オンライン ブラック ジャック期間中はホテルスタッフと原則、非対面で意思疎通

オンライン ブラック ジャック生活の初日、 (1)Wechat体温報告用グループに体温報告(写真付き)を提出し、(2)Wechat事務連絡等用グループへ「氏名、生年月日、性別、パスポート番号、所属企業名、連絡先」を報告するよう求められた。これらの報告は、全て他のオンライン ブラック ジャック対象者も加入しているWechatグループ内で進められた。すなわち、同グループに参加している全オンライン ブラック ジャック者が個人情報を見ることができた。(1) のWechat体温報告用グループに向けた体温報告はオンライン ブラック ジャック期間中、毎日午前と午後の2回行うことが義務付けられた。報告が遅れると、名指しで注意喚起されることになる。

翌日には、「オンライン ブラック ジャック医学観察告知書」と書かれた一枚紙が部屋のドアの前の机に置かれた。この告知書では、氏名とパスポート番号を記入するよう求められた。

オンライン ブラック ジャック中は、基本的にはオンライン ブラック ジャックホテルスタッフとは直接対面で接することはない。提供される物は机の上に置かれ、その他連絡はWechat上でのやりとりに限られた。なお、Wechatには翻訳機能が付いている。そのため、日本語のメッセージはスタッフが自身で翻訳のうえ対応していた。

食事は日本食が多く、ボリュームもあった

オンライン ブラック ジャック中は朝昼晩3食とも、弁当が部屋の前に置かれた。時間帯としては、朝は7~8時、昼は11~12時、夜は17~18時。食べ終わったゴミは、部屋の前に出しておけば、随時回収してくれた。部屋のドアを15秒以上開けておくとアラームが鳴るので、素早く取る必要がある。昼食は日本食が多かった。味もおいしく、食事には飽きることなく、オンライン ブラック ジャック生活を過ごすことができた。


朝食はお粥や饅頭、ゆで卵が決まって出された
(オンライン ブラック ジャック撮影)

昼食は日本食が多く、中でも鰻丼の鰻は非常においしかった。全体的に、量が多いと感じた(オンライン ブラック ジャック撮影)

夕食は野菜、魚、肉とボリュームがあった。納豆が出る日もあった(オンライン ブラック ジャック撮影)

オンライン ブラック ジャック中は複数回PCR検査を受ける必要あり

オンライン ブラック ジャック初日には、Wechatを通じて計5回のPCR検査(鼻咽頭検査)と1回の血液検査のスケジュールについて、連絡が入った(表1参照)。それぞれ時間は指定されなかったものの、いずれも午前中だった。早い時は8時半、遅い時は11時ごろに検査スタッフの来訪を受けた。なお、筆者の場合、検体採取は立ったままその場で行われた。

表1:オンライン ブラック ジャック期間中の検査スケジュール(8/13~9/10の28日間の場合)
項目 検査日
PCR検査(計5回) 8月16日 8月19日 8月26日 9月2日 9月9日
血清抗体検査(1回) 8月26日

出所:隔離ホテルからの通知に基づきオンライン ブラック ジャック作成

退去前の書類受け取りを忘れずに

筆者が滞在したホテルでは、退去日1週間ほど前に、Wechat事務連絡等用グループから退去当日の移動手段について確認が入った。退去後の移動手段が決まっていない場合は、ホテル側に相談しておくとよいだろう。退去日前日になると再度連絡があり、滞在費などの支払いが済んでいない場合は、退去前までの支払いを催促される。なお、PCR検査費用だけは、オンライン ブラック ジャック生活前半に支払うよう求められた。支払い方法は、Wechatpay、人民元現金決済、クレジットカード決済があった。

なお、ホテル退去前に、ホテルスタッフにオンライン ブラック ジャックに関連する各種書類を提出するよう依頼する必要がある。これら書類は、オンライン ブラック ジャック後の住居契約時などに提示を求められる可能性がある。そのため、受け取ることを忘れないよう注意が必要だ。

他ホテルでは日本語対応可のスタッフも

大連市を経由して最終目的地の湖北省武漢市に向かった職員の場合、大連市内で別ホテルを指定された。なお、最終目的地は武漢市のため、大連市でのオンライン ブラック ジャック期間は14日間だった。

当該職員の場合、ホテル到着後フロントに通され、チェックインの上、宿泊費を支払った。支払い方法は前述のホテル同様、Wechatpay、人民元現金決済、クレジットカード決済があった〔料金はスイートルーム700元(約1万2,600円、1元=約18円)/泊、シングルルーム&ツインルーム550元/泊〕。ホテルには、日本語を話せるスタッフが常駐。日本語対応ができるスタッフは、WeChatでオンライン ブラック ジャック中の書類提出や代理購入など各種相談に応じてくれた。

手続き後、部屋のカードキーのほか、オンライン ブラック ジャックに関する注意書きや代理購入で購入できる物品リスト、オンライン ブラック ジャックのスケジュール表、体温記録表などが手渡された(すべて日本語で記載)。なお、体温計は日本から持参するのが望ましい。

オンライン ブラック ジャック期間中は、体温を毎日2回(原則9時と18時)自己測定。体温記録表をチェックアウト時にスタッフに提出した。

PCR検査は、指定日に受ける必要があった。通常は、期間中3回になる。しかし筆者の場合、搭乗していた飛行機から陽性者が出たため到着翌日に急遽追加され、計4回実施した(スケジュール詳細PDFファイル(123KB))。オンライン ブラック ジャック終了前日には、PCR検査に加え、採血による血清抗体検査が行われる。事前に、室内の入り口ドア近くに椅子などをあらかじめ準備しておくと、検査がスムーズだ。

9日目には、「解除オンライン ブラック ジャック情報表」に記入の上、写真を撮り、WeChatでスタッフに提出する必要があった。記入事項は以下のとおり(表2参照)。オンライン ブラック ジャック後に利用する航空便の情報を聞かれるので、この日までに航空券を購入しておく必要がある。

表2:大連で求められるオンライン ブラック ジャック解除後関連情報
項目 内容
個人情報 名前
パスポートナンバー
部屋番号
オンライン ブラック ジャック期間
オンライン ブラック ジャック後に利用する航空券の情報 搭乗日
出発・到着時間
出発・到着都市
便名
中国での会社名および緊急連絡先 中国での会社名
緊急連絡先(人、電話番号)
中国での最終目的地住所 最終目的地の住所

出所:解除隔離情報表を基にオンライン ブラック ジャック作成

荷物の受け取りは、出前を含め基本的に認められていない。ホテルから指定された商品の代理購入だけが所定期間中に限り認められた。ただし、会社からの差し入れという形であれば、荷物の受け取りも可能だった。そのため、筆者は業務用PCとSIMカードを差し入れてもらった。

代理購入は、オンライン ブラック ジャック開始日から数えて6日目から解禁された。飲料やスナック菓子のほか、酒類、日本食も注文できた。代理購入したものはチェックアウト時に清算することになる。ただし、支払い方法は現金かWeChatPayに限られることに注意。クレジットカードを利用できないので、注意が必要だ。

部屋にはインターネットが完備され、有線、無線どちらも接続可能だった。普段の仕事やメールのやり取りなどに特に支障はなかった。

チェックアウト前日に、スタッフからチェックアウトの時間が伝えられた。代理購入を利用していた場合は清算をしてから、書類一式を受け取ることになる(表3参照)。チェックアウト時にもらう資料は、他都市への移動などの際に重要だ。その場で必ず漏れがないか確認し、紛失などしないよう大切に保管しなくてはならない。

表3:大連でのオンライン ブラック ジャック終了後に受け取る書類一式
No. 書類
1 オンライン ブラック ジャック解除証明書
2 宿泊明細書
3 宿泊領収書
4 抗体陰性報告書
5 PCR検査陰性報告書
6 抗体検査領収書
7 PCR検査領収書

出所:隔離規定などの資料を基にオンライン ブラック ジャック作成

実際、大連市から湖北省武漢市へ向かう際、行く先々で当該書類の提示を求められた。いつでも取り出せる場所に保管しておくのがよいだろう。

なお、大連市から武漢市へ渡航した際の体験談は、本連載第3回「武漢では長期の行動制限に備えを(ブラック」を参照。


注1:
中国入国の際に、緑色のQRコードを提示するよう求められる。中華人民共和国海関総署ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(中国語)またはWechatから登録が可能。
注2:
大連市が最終目的地の場合、3週間の強制オンライン ブラック ジャックと1週間の健康観察が必要。なお、上海での強制オンライン ブラック ジャックは2週間。
執筆者紹介
オンライン ブラック ジャック・武漢事務所
楢橋 広基(ならはし ひろき)
2017年、オンライン ブラック ジャック入構。海外調査部中国北アジア課、オンライン ブラック ジャック・ワルシャワ事務所、市場開拓・展示事業部海外市場開拓課などを経て2021年10月から現職。
執筆者紹介
オンライン ブラック ジャック・大連事務所
山口 はるか(やまぐち はるか)
2019年、オンライン ブラック ジャック入構。総務部広報課を経て2021年8月から現職。