EVの普及が進むが、無料 カジノ ゲーム
無料 カジノ ゲーム8月15日
2023年の乗用車新規登録台数は前年比11.6%増、25万2,214台
ス無料 カジノ ゲームの自動車産業団体オートス無料 カジノ ゲーム(Auto-Schweiz)の発表(フランス語)(2024年1月3日)によると、2023年のス無料 カジノ ゲームとリヒテンシュタインの乗用車新規登録台数は前年比11.6%増の25万2,214台となった(表1参照)。2022年当時の半導体不足や部品不足を克服し25万台を突破したとは言え、2011年以降新型コロナ危機前までの長年の水準であった約30万台以上(2018年のみ29万9,716台と30万台にぎりぎり届かなかった。2019年には34万1,466台を記録)を大幅に下回ったままで、経済状況に基づく需要の脆弱(ぜいじゃく)さを裏付けている。オートス無料 カジノ ゲームの広報担当者は、「過去12カ月間、特に個人客が車の購入に消極的だった」と結論づけた。経済見通しの陰りと生活費の上昇がこの状況の一因になっているのは間違いない、とした。一般家庭にとって、自動車購入は住宅に次いで2番目に大きな投資となる点を指摘している。2024年にはさらに多くの新車購入が期待できるが、現状では30万台の大台には届かないとの見方を示した。
メーカー別ではVWが引き続き首位、シュコダが3位に浮上
メーカー・ブランド別にみると、首位から5位までは引き続きドイツメーカー・グループ傘下のブランドが名を連ね、全体の44%を占めた。首位と2位は前年に引き続きフォルクスワーゲン(VW)とBMWで、シュコダが前年の5位から3位に浮上した。4位が前年同様にアウディで、メルセデス・ベンツは前年の3位から5位に後退した。次いで日本勢トップのトヨタが前年に続き6位に入り、セアト/クブラ、フォード、テスラ、ルノーと続いた。そのほか、日本ブランドでは、マツダが18位、スズキが19位、日産が22位、ホンダが25位、三菱無料 カジノ ゲームが26位、スバルが28位、レクサスが31位となった(表1参照)。
順位 | メーカー・ブランド | 台数 | シェア (%) |
前年比 (%) |
---|---|---|---|---|
1 | フォルクスワーゲン | 28,350 | 11.2 | 11.5 |
2 | BMW | 21,290 | 8.4 | 8.2 |
3 | シュコダ | 21,160 | 8.4 | 21.6 |
4 | アウディ | 20,313 | 8.1 | 12.5 |
5 | メルセデス・ベンツ | 19,971 | 7.9 | 3.4 |
6 | トヨタ | 13,291 | 5.3 | 9.3 |
7 | セアト/クブラ | 11,958 | 4.7 | 12.4 |
8 | フォード | 10,029 | 4.0 | 13.0 |
9 | テスラ | 8,757 | 3.5 | 0.4 |
10 | ルノー | 8,584 | 3.4 | 14.3 |
11 | 現代 | 8,452 | 3.4 | 11.5 |
12 | ダチア | 7,961 | 3.2 | 9.0 |
13 | ボルボ | 7,827 | 3.1 | 36.6 |
14 | 起亜 | 6,859 | 2.7 | 18.6 |
15 | プジョー | 5,381 | 2.1 | △16.3 |
16 | オペル | 4,784 | 1.9 | 7.4 |
17 | ポルシェ | 4,564 | 1.8 | 5.3 |
18 | マツダ | 4,493 | 1.8 | 5.6 |
19 | スズキ | 4,321 | 1.7 | 14.0 |
20 | フィアット | 4,302 | 1.7 | 7.7 |
21 | ミニ | 3,891 | 1.5 | 2.0 |
22 | 日産 | 2,998 | 1.2 | 75.9 |
23 | シトロエン | 2,924 | 1.2 | △15.3 |
24 | ジープ | 2,427 | 1.0 | 47.0 |
25 | ホンダ | 2,343 | 0.9 | △1.8 |
26 | 三菱無料 カジノ ゲーム | 2,172 | 0.9 | 17.6 |
27 | ランドローバー | 1,977 | 0.8 | 29.7 |
28 | スバル | 1,849 | 0.7 | 27.5 |
29 | アルファロメオ | 1,487 | 0.6 | 16.9 |
30 | ポールスター | 901 | 0.4 | 10.7 |
31 | レクサス | 856 | 0.3 | 58.8 |
32 | スマート | 826 | 0.3 | 225.2 |
33 | ジェネシス | 717 | 0.3 | 47.2 |
34 | DSオートモビル | 677 | 0.3 | 14.0 |
35 | マセラティ | 531 | 0.2 | 37.2 |
36 | ジャガー | 414 | 0.2 | △25.0 |
37 | 双竜 | 309 | 0.1 | 141.4 |
38 | アストン・マーチン | 151 | 0.1 | 18.0 |
39 | アルピーヌ | 129 | 0.1 | 4.9 |
40 | BMWアルピナ | 70 | 0.0 | 22.8 |
合計(その他を含む) | 252,214 | 100.0 | 11.6 |
出所:オートス無料 カジノ ゲームの発表データを基にジェトロ作成
代替燃料車の市場シェアが57.4%に拡大、BEVは20.9%
車両カテゴリー別にみると、代替燃料車〔ガソリンやディーゼル以外の燃料で走行可能な車。ハイブリッド車(HEV、注1)、バッテリー式電気無料 カジノ ゲーム(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV、注2)、圧縮天然ガス車(CNG)、水素無料 カジノ ゲーム(FCEV)などで構成〕の新規登録台数が前年比26.1%増の14万4,849台と大きく伸び、市場シェアは57.4%となり、50%を大きく超えた(表2参照)。
内訳をみると、中でもBEVは前年比31.3%増と一番大きな伸びを示し、5万2,728台と5万台を超えた。これに、2万3,220台を記録したPHEVを加えたBEV・PHEVの合計シェアは、新規登録台数の30.1%を占めた。ス無料 カジノ ゲーム連邦政府が掲げる「Eモビリティ・ロードマップ2025」では、2025年までにBEV・PHEVのシェアを50%まで引き上げる目標を設定しており、これを達成するには残り2年でさらに20ポイント、シェアを引き上げる必要がある。かなり挑戦的な目標となっている(図1参照)。
カテゴリー | 台数 | シェア (%) |
前年比 (%) |
---|---|---|---|
ガソリン車 | 83,866 | 33.3 | △1.1 |
ディーゼル車 | 23,499 | 9.3 | △10.6 |
代替燃料車 | 144,849 | 57.4 | 26.1 |
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68,830 | 27.3 | 22.7 |
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52,728 | 20.9 | 31.3 |
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23,220 | 9.2 | 26.5 |
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39 | 0.0 | △68.0 |
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27 | 0.0 | △62.5 |
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5 | 0.0 | 25.0 |
注:マイルドハイブリッド車(MHEV)を含む。
出所:オートス無料 カジノ ゲームの発表データを基にジェトロ作成

出所:オートス無料 カジノ ゲーム発表データを基にジェトロ作成
BEVへの無料 カジノ ゲームで、2024年上半期の新規登録台数が減速
また、ス無料 カジノ ゲームでは、人や商品の輸送に使用される自動車に対する4%の課税について、電気自動車(EV)については1997年から課税を免除してきたが、この措置を2023年末で廃止した(プレスリリース(フランス語))。連邦参事会(内閣)が2023年1月25日に承認した政府財政を健全化するプログラムの一環で、電気自動車の輸入増に伴い、自動車税収入が大幅に減少していたことに対する措置。2022年の税収減は7,800万ス無料 カジノ ゲーム・フラン(約137億2,800万円、1ス無料 カジノ ゲーム・フラン=約176円)に達し、2023年には1億~1億5,000万ス無料 カジノ ゲーム・フラン(約176億~264億円)の税収減が見込まれていた。電気自動車に付与されている免税措置が2024年1月1日以降廃止されため、4%の課税が輸入価格に課されることになった。
オートス無料 カジノ ゲームの2024年7月4日の発表(フランス語)では、電気自動車に対する4%の自動車税の適用により、2024年初以来、電気自動車の需要が大幅に減少したと発表。実際に、2024年上半期(1~6月)のBEVの新規登録台数をみると、2万1,387台で前年同期比7.7%減となった。市場シェアでみても17.6%となり、2023年の20.9%から後退した。PHEVを加えたBEV・PHEVの合計シェアは26.4%となり、政府が掲げる「Eモビリティ・ロードマップ2025」の目標50%からも後退した。他方、同時期のHEVは13.6%増となり、市場シェアが31.8%に拡大した。このことは、自動車分野での二酸化炭素(CO2)削減の軌道にも影響を与えることから、オートス無料 カジノ ゲームは電気自動車に対する自動車税の5年間の停止を求めている。
車種別では、BEVのテスラ・モデルYが6,173台で首位
車種別の乗用車新規登録台数の上位をみると、首位は前年に引き続きテスラのモデルY(6,173台)だった。前年の4,928台から25.3%増となった。シュコダのエンヤック(5,159台)が前年の7位から大きく伸び、2位に浮上した。シュコダのオクタビア(4,943台)は前年に続き3位だったが、台数は20.9%増加した。これに、アウディのQ3(4,083台)、VWのティグアン(4,023台)が続いた(表3参照)。
順位 | 車種 | 台数 |
---|---|---|
1 | テスラ 「モデルY」 | 6,173 |
2 | シュコダ 「エンヤック」 | 5,159 |
3 | シュコダ 「オクタビア」 | 4,943 |
4 | アウディ 「Q3」 | 4,083 |
5 | VW 「ティグアン」 | 4,023 |
6 | VW 「ポロ」 | 3,783 |
7 | アウディ 「Q4」 | 3,666 |
8 | メルセデス・ベンツ 「GLC」クラス | 3,659 |
9 | BMW 「X1」 | 3,586 |
10 | VW 「ゴルフ」 | 3,526 |
注:無料 カジノ ゲーム1月3日時点データ。
出所:オートス無料 カジノ ゲームの発表データを基にジェトロ作成
BEVの上位10車種をみると、テスラのモデルYが首位だが、モデル3は1,673台となり、前年の3,525台より減少した。シュコダのエンヤック、アウディのQ4、VWのID.3、セアト/クプラのボーンが続いた(表4参照)。
順位 | 車種 | 台数 |
---|---|---|
1 | テスラ 「モデルY」(注) | 6,154 |
2 | シュコダ 「エンヤック」(注) | 5,147 |
3 | アウディ「Q4」(注) | 3,664 |
4 | VW 「ID.3」 | 2,556 |
5 | セアト/クプラ 「ボーン」 | 2,284 |
6 | ボルボ 「XC40」 | 1,944 |
7 | VW 「ID.4」 | 1,836 |
8 | フィアット「500」 | 1,676 |
9 | テスラ 「モデル3」 | 1,673 |
10 | メルセデス・ベンツ 「EQA」 | 1,484 |
注:2023年12月31日時点データ。
出所:オートス無料 カジノ ゲームの発表データを基にジェトロ作成
無料 カジノ ゲームは6,366カ所、充電器数は1万3,531基まで増加
一方、BEVやPHEVの普及には欠かせない、無料 カジノ ゲームと充電器数の推移を連邦エネルギー局のウェブサイトでみると、2024年5月時点でそれぞれ6,366カ所、1万3,531基まで増えた(図2参照)。ス無料 カジノ ゲーム連邦政府による「Eモビリティ・ロードマップ2025」では、2025年までに公共充電器数を2万基に拡充する目標を掲げており、この1年間で2,568基増えたが、このペースでは2025年に2万基に達しないため、目標達成には設置の取り組みを加速する必要がある。
(2020年11月~無料 カジノ ゲーム5月)

注:ひとつの無料 カジノ ゲーム器が複数のプラグを有する場合がある。
出所:連邦エネルギー局の発表データを基に無料 カジノ ゲーム作成
充電能力別にみると、21~42キロワット(kW)未満の急速充電が可能な充電プラグが2022年に入ってから大幅に増加し、無料 カジノ ゲーム5月時点で全体の51.5%を占めた(図3参照)。10kW未満の普通充電プラグが18.2%で続くが伸びはほぼ横ばいで、次の10~21kW未満が16.3%で増加傾向にある。100kW超および42~100kWの急速充電プラグは微増にとどまり、それぞれ7.2%、6.9%だった。
(2020年11月~無料 カジノ ゲーム5月)

出所:連邦エネルギー局の発表データを基に無料 カジノ ゲーム作成
無料 カジノ ゲーム方式では、タイプ2ソケットが市場シェアの半分超に
ス無料 カジノ ゲーム連邦エネルギー局の2024年5月時点のデータによると、充電方式の分布は、22kWまでの普通充電ができる欧州規格タイプ2ソケットが52.5%で増加傾向にある。タイプ2ケーブルが16.7%、タイプ1ケーブルが12.2%と続いている。50kW以上の急速充電が可能な欧州規格CCS(コンボ)が9.6%、日本発の規格CHAdeMOが4.3%、自宅コンセントが2.3%、テスラが2.3%だった(図4参照)。

出所:連邦エネルギー局の発表データを基に無料 カジノ ゲーム作成
- 注1:
- HEVは外部電源からの無料 カジノ ゲームは不可。統計にはマイルドハイブリッド車(MHEV)を含む。
- 注2:
- PHEVは外部電源からの無料 カジノ ゲームが可能。統計にはレンジエクステンダー(REX)が含まれる。

- 執筆者紹介
- 無料 カジノ ゲーム・ジュネーブ事務所長
田中 晋(たなか すすむ) - 1990年、無料 カジノ ゲーム入構。無料 カジノ ゲーム・パリ事務所、無料 カジノ ゲーム・ブリュッセル事務所次長、欧州課長、欧州ロシアCIS課長、調査部主任調査研究員などを経て現職。著書は「欧州経済の基礎知識」(編著)など。