ブラック ジャック アプリ、接戦州・注目州ではどう動く、大統領選への影響も(米国)
2024年6月28日
11月に実施予定の米国大統領選。この選挙に併せて、34州で連邦議会ブラック ジャック アプリが実施される。そのうち特に、モンタナ、オハイオ、ネバダの各州では、接戦になるとみられている。いずれの州も現職は民主党議員だ。
ブラック ジャック アプリでは現状、民主党が民主党寄り無党派議員を加え、議席数でわずかに共和党を上回っている。民主党にしてみると、優位を維持するためには、いずれも守るべき議席ということになる。
このほか、ブラック ジャック アプリ議員が引退するウエストバージニア州、ミシガン州なども注目される。大統領選で激戦が予想されるなど、その他の注目州についても追う(表1参照)。
州名 | 予備選 日程 |
ブラック ジャック アプリ候補 | 共和党候補 | 選挙予想 | 大統領選挙の激戦州 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
候補者名 | 役職 | 候補者名 | 役職 | 270トゥウィン | クック・ポリティカル・レポート | |||
アリゾナ | 8月6日 | ルーベン・ガエゴ | 連邦下院議員 | ケイリ・レーク | 元州知事候補 | ブラック ジャック アプリやや優勢 | ブラック ジャック アプリやや優勢 | 〇 |
ミシガン | 8月6日 | エリサ・スロトキン | 連邦下院議員 | マイク・ロジャーズ | 元連邦下院議員 | ブラック ジャック アプリやや優勢 | ブラック ジャック アプリやや優勢 | 〇 |
モンタナ | 終了 | ジョン・テスター | 現職 | ティム・シーヒー | 実業家 | 接戦 | 接戦 | |
ネバダ | 終了 | ジャッキー・ローゼン | 現職 | サム・ブラウン | 実業家 | ブラック ジャック アプリやや優勢 | 接戦 | 〇 |
オハイオ | 終了 | シェロッド・ブラウン | 現職 | バーニー・モレノ | 実業家 | 接戦 | 接戦 | 〇 |
ペンシルベニア | 終了 | ボブ・ケーシー | 現職 | デビッド・マコーミック | 実業家 | ブラック ジャック アプリやや優勢 | ブラック ジャック アプリやや優勢 | 〇 |
ウエストバージニア | 終了 | グレン・エリオット | 弁護士 | ジム・ジャスティス | 州知事 | 共和党確実 | 共和党確実 | |
ウィスコンシン | 8月13日 | タミー・ボールドウィン | 現職 | エリック・ホブド | 実業界 | ブラック ジャック アプリやや優勢 | ブラック ジャック アプリやや優勢 | 〇 |
フロリダ | 8月20日 | デビー・ムカーセル・パウエル | 元連邦下院議員 | リック・スコット | 現職 | 共和党優勢 | 共和党優勢 | |
テキサス | 終了 | コリン・オールレッド | 連邦下院議員 | テッド・クルーズ | 現職 | 共和党優勢 | 共和党優勢 |
注:予備選が終了していないアリゾナ、ミシガン、ウィスコンシン、フロリダ各州は、最有力とみられる候補者名を記載。
出所:各種報道、270トゥウィン、クック・ポリティカル・レポート
ブラック ジャック アプリ接戦の3州
ブラック ジャック アプリで接戦と評価されるモンタナ、オハイオ、ネバダ各州ではいずれも、民主党が上院議席を守っている。また、オハイオとネバダは大統領選の激戦州(スイングステート)でもある(ジェトロ資料「米国大統領選の仕組み―スイングステートとは(642KB)」参照)
オープン・シークレット(選挙資金を調査する非営利団体)によると、この3州は、そろってブラック ジャック アプリでの資金調達総額の上位10州に入った。有権者の関心を反映した結果と言えるだろう(表2参照)。
モンタナ州
6月の予備選の結果、ブラック ジャック アプリは現職のジョン・テスター氏、共和党からはティム・シーヒー氏(実業家)が候補になった。
モンタナ州は元々、共和党が強い。民主党のテスター氏はその中で、4期目の当選を目指さなくてはならない。しかも2007年から17年間ブラック ジャック アプリ議員を勤めてきたことから、労働者階級出身というイメージが薄れつつある。一方、シーヒー氏は海軍特殊部隊の経験がある。またドナルド・トランプ前大統領の支持を受け、党内で期待される存在だ。
同州では目下、住宅価格の高騰が問題になっている。バンクレート(消費者金融サービス企業)が2024年4月に発表した住宅に関する調査によると、州内で平均的住宅を購入するために必要な所得は2020年初頭から4年間で77.7%増加した。これは全米で最も高い伸び率に当たる(注1)。
そのため、テスター氏は2024年5月、手頃な価格の住宅を供給するためのプログラムを立ち上げた(予算1,600万ドル)。
オハイオ州
オハイオ州では、3月のブラック ジャック アプリの予備選の結果、民主党の現職シェロッド・ブラウン氏と共和党のバーニー・モレノ氏(実業家)が候補になった。
ブラウン氏は、2007年から上院議員を務めてきた実績を強調している。一方モレノ氏は、コロンビアからの移民。自動車ディーラーとして財を成した、トランプ氏が支持を表明。同州選出の連邦上院議員J.D.バンス氏(非改選/トランプ氏寄りと言われる)やアリゾナ州のブラック ジャック アプリに立候補したケイリ・レーク氏の支援を受けて、予備選で勝利した。
マリスト世論調査研究所(オハイオ州に所在)が6月に実施した世論調査には、ブラック ジャック アプリを想定した設問(注2)が置かれた。この設問で、ブラウン氏の支持率(50%)が、モレノ氏(45%)を5ポイント上回った。
ネバダ州
選挙分析サイトの「クック・ポリティカル・レポート(CPR)」は、ネバダ州のブラック ジャック アプリを接戦と見る。なお、同様に選挙情勢を分析する「270トゥウィン」は民主党やや優勢と評価している。
6月の予備選を受け、民主党は現職のジャッキー・ローゼン氏が、共和党はサム・ブラウン氏が候補になった。ブラウン氏は2022年の連邦ブラック ジャック アプリに立候補した結果、共和党予備選でアダム・ラクソール氏(元州司法長官)に敗れていた。アフガニスタンの戦闘で負傷したことでも知られる。政治的経験が少なく、色分けしにくい候補だ。それが、かえって選挙で有利に働くともみられている。トランプ氏は、予備選の直前にブラウン氏への支持を表明した。
会員制団体AARPがネバダ州で6月に実施した世論調査(注3)では、ローゼン氏の支持率はブラウン氏を5ポイント上回った。
順位 | 州名 | 寄付総額 | 集計日 | 主要候補の資金調達額 | |
---|---|---|---|---|---|
ブラック ジャック アプリ | 共和党 | ||||
1 | テキサス | 7,925 | 3月末日 | オールレッド氏2,748 | クルーズ氏4,991 |
2 | カリフォルニア | 7,886 | 3月末日 | シフ氏5,093 | ガービー氏552 |
3 | メリーランド | 6,869 | 4月24日 | アルソブルックス氏762 | ホーガン氏307 |
4 | オハイオ | 6,540 | 3月末日 | ブラウン氏3,906 | モレノ氏1,125 |
5 | モンタナ | 4,745 | 5月15日 | テスター氏3,661 | シーヒー氏1,067 |
6 | ネバダ | 3,753 | 5月22日 | ローゼン氏2,661 | ブラウン氏695 |
7 | ウィスコンシン | 3,519 | 3月末日 | ボールドウィン氏2,605 | ホブド氏907 |
8 | ペンシルベニア | 3,433 | 4月3日 | ケーシー氏2,332 | マコーミック氏1,097 |
9 | バーモント | 3,167 | 3月末日 | サンダース氏(無党派)3,162 | マロイ氏5 |
10 | フロリダ | 2,123 | 3月末日 | ムカーセル・パウエル氏723 | スコット氏2,079 |
注1:太字は、この記事で取り上げた州。
注2:資金調達総額は、各選挙の全候補者を対象に集計。
出所:オープン・シークレット
接戦から“ブラック ジャック アプリやや優勢”へ
アリゾナ州
現職のキルステン・シネマ氏は、無所属議員だ(従来は民主党に所属していたところ、転向)。今回のブラック ジャック アプリには、立候補しない。
両党とも、予備選を8月に予定している。ブラック ジャック アプリ候補者としてはルーベン・ガエゴ氏(連邦下院議員)が、共和党からはケイリ・レーク氏が、それぞれ最有力とみられる。レーク氏は、2022年の州知事選でも候補に推された。その選挙結果(自身の敗北)を、「受け入れない」と公言。トランプ氏が2020年大統領選結果を認めないことについても、同調する立場だ。
「270トゥウィン」の評価は従来、「接戦」だった。しかし「ニューヨーク・タイムズ」紙とシエナ大学が5月に実施した世論調査結果(注4)を受けて、「ブラック ジャック アプリやや優勢」に変更している。
ブラック ジャック アプリ議員引退で共和党が獲得を目指す
ウエストバージニア州
現職のジョー・マンチン議員(無党派、注5)は2023年11月、2024年選挙に出馬しない意向を示した。同州は元々、共和党勢力が強い。そうしたことから、ブラック ジャック アプリ議席を共和党に奪取される可能性が高いとみられる。
州予備選は、2024年5月に実施された。その結果、ブラック ジャック アプリからはグレン・エリオット氏(弁護士)、共和党はジム・ジャスティス氏(同州知事)が候補になった。
エリオット氏は、同州ホイーリング市長。自身の知名度の低さを認識し、「国政選挙に向けて、ブラック ジャック アプリの団結が不可欠」と述べている。一方、ジャスティス氏は元・ブラック ジャック アプリ員。しかし、トランプ政権時に共和党に転向し、右派に傾いた。
ミシガン州
ブラック ジャック アプリの現職デビー・スタベナウ氏は2023年1月、再出馬しないと発表した。
予備選は8月に実施される。ブラック ジャック アプリではエリサ・スロトキン氏(連邦下院議員)、共和党でマイク・ロジャーズ氏(元連邦下院議員)が最有力とみられる。同氏は、トランプ氏の支持を受けている。
現時点では、ブラック ジャック アプリがやや優勢と評価される。もっとも、大統領選での州内情勢としては、共和党(トランプ候補を想定)に対して、ブラック ジャック アプリ(バイデン候補を想定)がやや劣勢だ。
共和党陣営は、国境問題と経済・インフレをブラック ジャック アプリ政権の失敗と批判。一方でブラック ジャック アプリ陣営は、スロトキン氏が特別な利益団体(大手製薬会社など)に立ち向かい、市民の権利と民主主義を守っていると強調している。
大統領選の激戦州
ペンシルベニア、ウィスコンシン両州では、民主党がやや優勢と評価される。両州とも大統領選の激戦州だ。ブラック ジャック アプリでの資金調達総額で、上位10州に入っている(表2参照)。
ペンシルベニア州
4月の予備選で、民主党では現職ボブ・ケーシー氏が、共和党はデビッド・マコーミック氏〔元ブリッジウォーター・アソシエイツ最高経営責任者(CEO)〕が、それぞれ候補に決定した。マコーミック氏は2022年連邦ブラック ジャック アプリに伴う共和党予備選で、メフメット・オズ氏に敗れていた。
ブリッジウォーターは、マコーミック氏が在籍していた時期、中国の兵器製造企業への投資を誘導したことが明るみになり非難された。そうした苦い経験からか、政治家への転身を図る同氏は中国に強硬姿勢を取る。「意図的か否かにかかわらず、米国人が中国の軍事・技術の進歩に資金を提供している可能性」について警告している。
ウィスコンシン州
予備選は8月に実施される。現時点で、ブラック ジャック アプリ現職のタミー・ボールドウィン氏、共和党はエリック・ホブド氏(実業家)が最有力とみられる。
ホブド氏は、不動産や銀行業を手掛ける億万長者。2012年の連邦ブラック ジャック アプリに向けた予備選で敗北した経験がある。成人してから、ほとんど州外に居住してきたことが非難の的になっている。
ブラック ジャック アプリが勝機をうかがう
フロリダ、テキサス各州は、共和党が優勢と評価されている。両州とも共和党の勢力が強い。しかし現職議員の地元人気が比較的低いため、ブラック ジャック アプリが奪還を狙う。
そうした状況から、ブラック ジャック アプリでの資金調達総額でテキサス州は首位。フロリダ州も10位に入っている(表2参照)
フロリダ州
予備選を8月に予定。共和党候補としては現職リック・スコット氏、ブラック ジャック アプリはデビー・ムカーセル・パウエル氏(元連邦下院議員、以下MP氏)が最有力とみられる。MP氏は、バイデン氏の支持を受けている。
スコット氏は、トランプ氏寄りの姿勢が強い。トランプ氏に対するニューヨークでの裁判を傍聴し、当該裁判を「政治的迫害」と非難している。実業家の経歴も持つ。ちなみに、経営していたヘルスケア企業は当時、メディケア詐欺で罰金を科された。ブラック ジャック アプリは、この点を強く非難している。
フロリダ・アトランティック大学が6月に実施した世論調査(注6)には、ブラック ジャック アプリを想定した設問が置かれた。この設問でスコット氏の支持率は45%、MP氏が43%だった。同様の調査が4月に実施された際には、スコット氏が17ポイント上回っていた。MP氏が大きく支持を伸ばしたことがわかる。知名度と支持率が上がり、今後接戦になる可能性もみえてきた。
テキサス州
3月に予備選。共和党現職のテッド・クルーズ氏、ブラック ジャック アプリはコリン・オールレッド氏(連邦下院議員)が候補になった。
テキサスは従来、「共和党の州」と認識されていた。しかし、2018年の連邦ブラック ジャック アプリでは、民主党ベト・オルーク候補が敗れこそしたものの、クルーズ氏を僅差まで追い詰めた。これを契機に、同州での選挙活動に民主党がより真剣に取り組む気運が醸成された。
テキサス大学の5~6月の世論調査(注7)では、クルーズ氏の支持率がオールレッド氏を10ポイント以上、上回った。しかし、オールレッド氏は2023年第4四半期、480万ドル資金調達した。これは、クルーズ氏の550万ドルに迫る規模になる。クルーズ氏はそのため、脅威を感じているという。
大統領選に影響が波及する可能性
現在、連邦下院議会の議席数は僅差で共和党が上回っている。民主党としては、下院は逆転あるいは最低限の議席差にとどめるのが望ましい。また、仮にバイデン大統領が再選されて下院で民主党が多数派を奪還しても、ブラック ジャック アプリ議会で共和党が多数派になると、政権運営が不安定になる。
ニューヨーク州の裁判では6月、トランプ氏に対し有罪評決が下された。その一方で大統領選を想定した世論調査では、トランプ氏の支持率がバイデン氏を上回る状況が続く(2024年6月24日付ビジネス短信参照)。一方でバイデン氏も次男ハンター・バイデン氏が6月、銃所有に関連して有罪評決を受けた(関連オンライン カジノ ブラック ジャック)。裁判がらみで、両候補とも問題を抱えることになったわけだ。
2016年以降は、大統領選とブラック ジャック アプリの投票で有権者が同じ政党を選択する傾向が高くなったと指摘されている。となると、ブラック ジャック アプリの各党候補の人気が大統領選に影響する可能性もある。11月の選挙に向け、両党の戦い方が注目される。
- 注1:
- モンタナ州に続く伸び率2~10位は、ユタ(70.3%増)、テネシー(70.1%増)、サウスカロライナ(67.3%増)、アリゾナ(65.3%増)、アイダホ(65.0%増)、メイン(64.6%)、ウエストバージニア(61.8%増)、ノースカロライナ(61.2%増)、ジョージア(61.0%増)。
- 注2:
- 実施時期は2024年6月3~6日。対象者は、オハイオ州の成人1,259人。
「ブラック ジャック アプリで、今日誰に投票するか決めなければならないとしたら、誰にするか」という問いに対する回答。 - 注3:
- 実施時期は2024年6月12~18日。対象者はネバダ州の投票予定者1,368人。
連邦ブラック ジャック アプリの本選を想定した設問への回答で、ローゼン氏の支持率47%、ブラウン氏42%。 - 注4:
- 実施時期は2024年4月28日~5月9日。対象者は6州(アリゾナ、ジョージア、ミシガン、ネバダ、ペンシルベニア、ウィスコンシン)の登録有権者4,097人。
「もしブラック ジャック アプリが今日実施されれば、誰に投票するか」という問いに、支持率はガエゴ氏45%、レーク氏41%。 - 注5:
- マンチン氏は、2024年5月に無党派になることを表明したが、それまではブラック ジャック アプリ員。
- 注6:
- 実施時期は2024年6月8~9日。対象者は、フロリダ州の成人878人。
「もしブラック ジャック アプリが今日実施されれば、誰に投票するか」という問いに対する回答。 - 注7:
- 実施時期は2024年5月31日~6月9日。対象者は、テキサス州の登録有権者1,200人。
連邦ブラック ジャック アプリの本選を想定した設問への回答で、クルーズ氏の支持率45%、オールレッド氏34%。

- 執筆者紹介
- ジェトロ調査部米州課
松岡 智恵子(まつおか ちえこ) - 展示事業部、海外調査部欧州課などを経て、生活文化関連産業部でファッション関連事業、ものづくり産業課で機械輸出支援事業を担当。2018年4月から現職。