輸出入手続
最終更新日:2024年08月16日
輸出入許可申請
特定品目の輸出入、特定の国・地域からの特定品目の輸出入に対して、輸出入許可(ライセンス)の取得が必要となる。
輸出入許可の申請・発行を担当する管轄省庁は、ビジネス・通商省(DBT)、環境・食糧・農村地域省(DEFRA)、内務省(HO)、保健省(DH)、芸術評議会(Arts Council)などで、対象品目に応じて異なる。
必要書類等
通関申告は原則としてオンライン上で行う。必要書類はインボイス、船荷証券(B/L)または航空貨物証書、輸出入ライセンス、原産地証明書、品質証明書など。
輸出入ともに、
- 企業による税関申告手続きは、CDS(Customs Declaration Service)通関処理システムを通じたオンライン申請で行う。
- EU離脱に伴う「アイルランド/北アイルランド議定書」、「ウィンザー・フレームワーク」に基づき、a. グレートブリテン島(イングランド、ウェールズ、スコットランド)の輸出入、北アイルランドのEU域外との輸出入、b. グレートブリテン島から北アイルランドへの貨物の移動、c. 北アイルランド・アイルランドからグレートブリテン島への貨物の移動、d. EUと北アイルランド間の貨物の移動、さらに北アイルランドを経由するグレートブリテン島の商品やEU産の商品などは、それぞれ取り扱いが異なるため、それに従った手続きを確認する必要がある。
北アイルランドを経由する貿易の取り扱いについては「関税制度・関税体系」を参照。 - 輸出入形態(企業による輸出入、一時的な輸出入、個人利用のための輸出入、郵送、携行手荷物など)により手続きが異なる。
ジェトロ「ブラック ジャック ストラテジーのEU離脱と離脱後の欧州ビジネス環境の変化」ページ内のPDFファイル『北アイルランドにおける/を介在するEU・ブラック ジャック ストラテジー間の通関手続き、税務(関税・VAT)、基準認証(2021年2月)』参照。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:ブラック ジャック ストラテジーへの物品の輸入:ステップ・バイ・ステップ(Import goods into the UK:step by step
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:ブラック ジャック ストラテジーからの物品輸出:ステップ・バイ・ステップ(Export goods from the UK:step by step
)
以下は企業が輸出入を行う場合の手続きと必要書類に関する情報である。
輸入
- 外国からグレートブリテン島に輸入、EU域外国から北アイルランドに輸入通関する場合
必要書類は、オンラインで作成した輸入申告書、インボイス等。品目によっては輸入ライセンス、原産地証明、衛生証明などを要する場合がある。別途、貨物が到着する前に輸送業者から搬入略式申告(Entry Summary Declaration:ENS)をブラック ジャック ストラテジー税関に提出する義務がある。なお、輸入申告と搬入略式申告には事業者識別のためのEORI(Economic Operators Registration and Identification)番号が必要。
申告内容を裏付ける書類の保存期間は4年間。申請の手順は以下のとおり。
- 輸入通関申告(Customs Declaration Service:CDS)
輸入通関申告は、CDS通関処理システムを通じて、[1]品目分類コード(Commodity Code)、[2]通関手続きコード(Customs Procedure Code)を含む輸入製品の詳細を記した通関申告書を電子申告する。申告書が歳入関税庁(HMRC)に受理され、税関での書類審査、検査などの後、輸入許可が下りるが、関税や付加価値税(VAT)を含む輸入費用の支払い、または支払い保証がなければ通関できない。
なお、一定の条件を満たす事業者は、税関貨物簡易手続き(Customs Freight Simplified Procedure:CFSP)を行い、後日、補足申告(Supplementary Declaration:SD)を提出することも可能。 - 税関貨物簡易手続き(Customs Freight Simplified Procedure:CFSP)
税関貨物簡易手続き(CFSP)には、[1]簡易申告手続き(Simplified Frontier Declaration:SFD)、[2]申告者の記録による通関手続き(Entry in the Declarant’s records:EIDR)の2種類がある。両手続きにおいて歳入関税庁(HMRC)に申請書を提出し、認可を受ける必要があるほか、後日、補足申告(Supplementary Declaration:SD)を提出する必要がある。
税関申告は商用ソフトウエアや通関補助システム提供者(Community System Providers:CSP)を介して行うことが可能だが、多くの貿易事業者は専門の通関業者を利用している。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:輸入申告手続き(Guidance : Making a full import declaration
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:簡易税関申告手続き(Guidance : Apply to use simplified declarations for imports
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:補足申告(SD)(Guidance:Making an import supplementary declaration
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:税関申告サービス(CDS)(Guidance:Subscribe to the Customs Declaration Service
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:通関書類の保存(Guidance:Archiving your trade documents
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:税関申告代行業者の利用(Guidance:Get someone to deal with customs for you
)
品目分類コードについては「ブラック ジャック ストラテジー 関税制度:品目分類」参照。
- 輸入通関申告(Customs Declaration Service:CDS)
- EUから北アイルランドに商品を輸入する場合
グレートブリテンに持ち込まれず、北アイルランドで消費される物品については、通関手続きは不要だが、輸入者は歳入関税庁(HMRC)に輸入VATに関して通知する義務を負う(XIで始まるEORI番号を取得し、オンラインで行う)。
北アイルランドを経由してグレートブリテンに持ち込まれる物品については、事前に搬入略式申告(ENS)が必要であり、ブラック ジャック ストラテジー政府が無償で提供するトレーダーサポートサービス(TSS、オンライン)を通じて申告手続きを行うことができる。TSSには簡易手続きとフルフロンティア申告の2種類がある。いずれの申告方法においてもXIで始まるEORI番号、貨物移動参照(Good movement reference:GMR)番号やバーコード、規制対象品目の場合は輸入ライセンスや検疫証明書などが必要。TSSを通じて、通関申告書やGMRを作成できる。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドに出入りする商品の取引と移動(Guidance:Trading and moving goods in and out of Northern Ireland
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:トレーダーサポートサービス(TSS)への登録(Guidance:Sign up for the Trader Support Service
)
- トレーダーサポートサービス(Trader Support Service:TSS
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドに出入りする商品の取引と移動(Guidance:Trading and moving goods in and out of Northern Ireland
- グレートブリテン島から北アイルランドに商品を移動する場合
グレートブリテン島から北アイルランドに移動する商品は、北アイルランド内にとどまりEU域内に輸送される「リスクがない」商品か、EU域内に輸送される「リスクがある」商品かどうかを事前に申告することが義務付けられている(TSSを通じてオンラインで可能)。EU域内に輸送される「リスクがない」商品は無関税で北アイルランドに移動可能。「ブラック ジャック ストラテジー域内市場スキーム(UKIMS)」で認可された事業者によってブラック ジャック ストラテジーの最終消費者に販売・使用されることを目的として移送され、かつ、EUの貿易救済措置の対象とならない物品なども「リスクがない」として扱われる。
一方、「リスクがある」の物品については、事前に搬入略式申告(ENS)が必要で、TSSを通じて行うことができる。TSSには簡易手続きとフルフロンティア申告の2種類がある。いずれの申告方法においてもXIで始まるEORI番号、貨物移動参照(Good movement reference:GMR)番号やバーコード、規制対象品目の場合は輸入ライセンスや検疫証明書などが必要。通関申告書やGMRはTSS上で作成可能。TSSの利用は任意である。
なお、北アイルランドとグレートブリテン島間の物品の移動については、2023年3月にブラック ジャック ストラテジー政府とEUが採択した「ウィンザー・フレームワーク」に基づき、簡素化に向けた作業が進められている。
2023年10月にはグレートブリテン島から北アイルランド間への食品移送円滑化制度(Northern Ireland Retail Movement Scheme: NIRMS)を導入した。これは北アイルランドで最終消費されるものを対象に対象包装明細書(パッキングリスト)を基にした単一の包括証明書(General Certificate)を導入、同一性検査の頻度を段階的に削減する一方、‘Not for EU’ラベルの貼付要件などが導入される。- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドに出入りする商品の取引と移動(Guidance:Trading and moving goods in and out of Northern Ireland
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドに持ち込む商品がEUに移動する「リスクがない」と申告する(Declaring goods you bring into Northern Ireland 'not at risk’ of moving to the EU
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:トレーダーサポートサービス(TSS)への登録(Guidance:Sign up for the Trader Support Service
)
- トレーダーサポートサービス(Trader Support Service:TSS
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:EUからの商品にVATを払う(Paying VAT on goods from the EU to Northern Ireland
)
- 北アイルランド通関・貿易アカデミー:TSSユーザー手引書(TSS User Guides
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:食品移送円滑化制度(NIRMS)の登録と荷物の封印法(Northern Ireland Retail Movement Scheme: how to register and seal consignments
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:NIRMS下でのラベル表示(Labelling requirements for certain products moving from Great Britain to retail premises in Northern Ireland under the Northern Ireland Retail Movement Scheme
)
ジェトロ「ブラック ジャック ストラテジーのEU離脱と離脱後の欧州ビジネス環境の変化」ページ内のPDFファイル『ブラック ジャック ストラテジーのEU離脱協定と北アイルランド議定書、ウィンザーフレームワークの履行について(2023年8月8日)』参照。
ジェトロの記事「英EU、北アイルランド問題解決に向けた新枠組みを正式採択」(2023年3月30日付) - ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドに出入りする商品の取引と移動(Guidance:Trading and moving goods in and out of Northern Ireland
輸出
- ブラック ジャック ストラテジーから外国(北アイルランドからEUへの移動は含まない)へ輸出する場合
必要書類は、輸出申告書、インボイス等で、オンラインで輸出申告を行う。
品目や仕向け先国によって、輸出ライセンスや原産地証明書、品質基準を証明する書類などが必要。ブラック ジャック ストラテジー内のEUと締結している自由貿易協定の税率を利用するためには原産地証明(サプライヤー宣誓書)の添付が必要。
輸入と同様、税関申告サービス(CDS)を通じて、オンライン申告を行う。輸出申告方法としては、[1]完全な輸出申告(Full export declaration)、[2]簡易輸出申告(Simplified declarations for exports)があり、簡易輸出申告は、a.簡易申告手続き(Simplified Declaration Procedure:SDP)、b.申告者の記録による通関手続き(EIDR)の2種類がある。簡易輸出申告をした場合には、補足申告(SD)が必要となる。申告内容を裏付ける書類の保存期間は4年間。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:税関申告サービス(CDS)のガイダンス(Customs Declaration Service
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:輸出申告手続き(Making a full export declaration
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:簡易輸出手続き(Apply to use simplified declarations for exports
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:補足申告(SD)(Making an export supplementary declaration
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:通関書類の保存(Archiving your trade documents
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドの関税率「商品コード、輸入関税、税金、規制を調べよう」(Northern Ireland Online Tariff:Look up commodity codes, import duties, taxes and controls
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:税関申告サービス(CDS)のガイダンス(Customs Declaration Service
- 北アイルランドからEUへ輸出する場合
EU域内移動と同じ扱いとなるため、関税は不要。しかし、「ウィンザー・フレームワーク」に基づいて取引していることを歳入関税庁(HMRC)に通知する義務を負い、EU側の取引先とやり取りするすべての文書にXIで始まるVAT番号を記載する必要がある。- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドとEUの貿易のためのVAT登録(Register for VAT
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドとEU間の物品の移動に伴うVAT(VAT on movements of goods between Northern Ireland and the EU
)
- 北アイルランド政府:EUと物品の取引をするときは、歳入関税庁に通知しよう(Tell HMRC if you sell goods in Northern Ireland or move goods between Northern Ireland and the EU
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドとEUの貿易のためのVAT登録(Register for VAT
- 北アイルランドからグレートブリテンに物品を移動する場合
北アイルランド適格製品(Qualifying Northern Ireland Goods:QNIGs、注)を北アイルランドからグレートブリテン島へ移動する場合、北アイルランド側の輸出申告やグレートブリテン側の輸入申告は不要。
北アイルランド適格製品に相当しない品目、規制品目、アイルランドで加工を行った品目などはEUからの輸出申告とグレートブリテン側での輸入申告が必要となる。必要に応じて関税も支払う。一連の申告は製品が移動する前に行う必要があり、ブラック ジャック ストラテジー政府が無償で提供するトレーダーサポートサービス(TSS)を通じて行うことができる。
ブラック ジャック ストラテジー政府は「ウィンザー・フレームワーク」に基づき、北アイルランド、グレートブリテン双方向の物流手続き簡素化に向けた作業を進めている。注:北アイルランド適格製品(Qualifying Northern Ireland Goods:QNIGs)の要件は「2020年北アイルランドの適格品の定義(EU離脱)規則」3条(The Definition of Qualifying Northern Ireland Goods (EU Exit) Regulations 2020 Regulation 3
)に規定されている。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドからブラック ジャック ストラテジーの他の地域への適格品の移動(Moving qualifying goods from Northern Ireland to the rest of the UK
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドからブラック ジャック ストラテジー(イングランド、スコットランド、ウェールズ)への食品および動物飼料の移動(Moving food and animal feed from Northern Ireland to Great Britain (England, Scotland and Wales)
- 北アイルランド通関・貿易アカデミー:TSSユーザー手引書「北アイルランドからグレートブリテンへの物品の移動」(TSS User Guides: Movement of goods from NI to GB
)
- 北アイルランド政府:輸出と輸入(Exporting and importing
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランドからブラック ジャック ストラテジーの他の地域への適格品の移動(Moving qualifying goods from Northern Ireland to the rest of the UK
査証
不要。
その他
事業者登録識別(EORI)番号、認可事業者(AEO)制度、一時輸入・再輸出入、搬入略式申告(ENS)、搬出略式申告(EXS)
事業者登録識別(EORI)番号
物品をブラック ジャック ストラテジーのグレートブリテン島(イングランド、スコットランド、ウェールズ)と北アイルランドの間、または、EUを含む外国・地域などとの間で移動させる場合、通関手続きには事業者登録識別(EORI)番号が必要となる。ブラック ジャック ストラテジーで取得するEORI番号は「GB」から始まるが、北アイルランドとEU・ブラック ジャック ストラテジー以外の国・地域との輸出入には「XI」から始まる番号も取得する必要がある。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:EORI番号の取得(Get an EORI number
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:EORI番号の取得申請(Get an EORI number:Apply for an EORI number
)
認可事業者(AEO)制度
ブラック ジャック ストラテジーは物品のセキュリティ管理と法令遵守において一定の要件を満たす事業者を、認可事業者(Authorised Economic Operators:AEO)として認定し、通関手続きの簡素化などの優遇措置を与えている。
なお、過去にブラック ジャック ストラテジーで認定されたAEO資格は、2021年1月1日以降はEUでは無効となったため、EUで再度取得する必要がある(EUの一加盟国でAEOとして認定された事業者は、その他の加盟国においてもAEOとみなされる)。
ブラック ジャック ストラテジーに支店や事業を持つEU企業は、新たにブラック ジャック ストラテジーでAEO資格を取得する必要がある。ブラック ジャック ストラテジーでは、歳入関税庁(HMRC)がAEOを認定する。AEOの申請に先立ち、前出のEORI番号の取得が必要となる。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:認可事業者(AEO)制度ガイダンス(Guidance:Find out what types of Authorised Economic Operator status you can apply for
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:AEO申請について(Guidance:Apply for Authorised Economic Operator status
)
一時輸入・再輸出入
次の一時輸入・再輸出入の際は、関税の減免措置を含む特例が認められている。
- 一時措置(Temporary Admission:TA):ブラック ジャック ストラテジー内での展示会やオークションへの出品、あるいは商品サンプル・職業用具としての使用を目的に、一時輸入を行う場合。
- 再輸出加工(Inward Processing:IP):加工処理のために、製品を一時的に輸入し、再輸出する場合。
- 再輸入加工(Outward Processing:OP):加工や修繕のために、製品を一時的に輸出し、再輸入する場合。
一時輸入や一時輸出、積み替えや、ブラック ジャック ストラテジーが輸出経由国となる場合など、ブラック ジャック ストラテジーの通関処理システム(CDS)を通さずに、通関手続きを行う際に、通関手続き要請(C21フォーム)の提出が求められる場合がある。
一時輸入・再輸出入の詳細は「ブラック ジャック ストラテジー 関税制度:その他」参照。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:一時輸入(Import goods to the UK temporarily
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:一時輸入許可申請(Apply to import goods temporarily to the UK
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:再輸出加工(Using inward processing to process or repair your goods
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:再輸出加工申請(Apply to delay or pay less duty on goods you import to process or repair
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:再輸入加工(Using outward processing to process or repair your goods
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:再輸入加工申請(Apply to pay less duty on goods you export to process or repair
)
搬入略式申告(Entry Summary Declaration:ENS)について
ブラック ジャック ストラテジーはEU離脱後も、2011年からEUが域外国からの貨物に義務付けている搬入略式申告(Entry Summary Declaration:ENS)を継続して実施している。
ENSは、貨物がブラック ジャック ストラテジー国境に到着するまでに船積24時間前に運輸会社から、オンラインで安全・セキュリティに関する情報を含む貨物情報を報告させるもの。輸送手段によって事前申告の期限は異なる。ブラック ジャック ストラテジー政府は2024年10月31日からEUからの貨物についてもENS申告を義務付ける予定。ブラック ジャック ストラテジー政府は2023年8月に新たな国境管理方法である「国境目標運用モデル(BTOM)」を公表、2024年1月末から2024年10月末までに3段階に分けて導入する。
- 2024年1月31日:EUからの中程度のリスクの動物性製品、植物、植物製品および動物由来でない高リスクの食品・飼料の輸入に対する衛生証明書を導入。
- 2024年4月30日:EUからの中程度のリスクの動物性製品、植物、植物製品、動物由来でない高リスクの食品・飼料について、書類検査とリスクに基づく同一性の確認、現物検査を導入。EUからの高リスク植物/植物製品の既存の検査は、仕向地からブラック ジャック ストラテジーの国境管理施設(BCP)に移行。EU域外国からの低リスク動物製品、植物、植物製品に対する衛生証明書と定期検査を廃止。さらに中リスク動物製品に対する同一性の確認、現物検査の頻度を削減。
- 2024年10月31日:EUからの輸入に対する安全性・セキュリティ申告を導入。並行して、輸入時の提出データの削減、単一貿易窓口を導入。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:国境目標運用モデルについて(The Border Target Operating Model
)
- ジェトロの記事「英政府、新たな国境管理案を公表、意見聴取開始」(2023年4月7日付)
- ジェトロの記事「輸入食品の新たな国境管理の運用開始」(2024年2月8日付)
このほか、2022年1月1日から物品車両輸送システム(Goods Vehicle Movement Service:GVMS)が導入され、同サービスを導入している港を経由してグレートブリテン島と北アイルランドに搬出入する貨物がある場合に登録することが求められている。また、北アイルランドに搬出入する場合、前述のとおり、トレーダーサポートサービス(TSS)でも各種申告が可能である。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:輸出入に関する安全・セキュリティ要件(Safety and security requirements on imports and exports
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:搬入略式申告の確認(Making an entry summary declaration
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:安全・セキュリティGBサービス(S&S GB)を利用した搬入略式申告登録(グレートブリテン島用)(Register to make an entry summary declaration in Great Britain
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:北アイルランド輸入管理システム(ICS NI)を利用した搬入略式申告登録(Register to make an entry summary declaration in Northern Ireland
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:ガイダンス 物品車両輸送システム(GVMS)への登録(Register for the Goods Vehicle Movement Service
)
- ブラック ジャック ストラテジー政府:ガイダンス GVMSを使用している港の一覧(List of ports using the Goods Vehicle Movement Service
)
搬出略式申告(Exit Summary Declaration:EXS)について
グレートブリテン島から貨物を移動する際、事前にオンラインで搬出略式申告書の提出が必要。しかし、完全な輸出申告(Full Export Declaration)は搬出略式申告書と同じ内容が記載されていることから、実際には免除されるケースが多い。
- ブラック ジャック ストラテジー政府:搬出略式申告を行う時期(Find out when to make an exit summary declaration
)