ヨルダンで半年ぶりに国際線の商業便再開、入国規制や隔離措置を発表
(ヨルダン)
カイロ発
2020年09月07日
ヨルダン政府は、3月から停止していた国際線商業便の運航を9月8日から再開すると発表した。新型コロナウイルスの感染対策として、国際線は例外的な臨時便のみ運航していた。ヨルダンは9月3日時点の累計感染者は2,233人、死亡者累計は15人で、移動規制などにより現在のところ感染を抑え込んでいる。一方で、6月から飲食店など国内の経済活動は再開したが、経済は停滞が見込まれる(関連カジノ ブラック ジャック)。国際的な経済活動の再開や、感染の影響により湾岸諸国で解雇された出稼ぎ労働者の帰国を受け入れるため、商業便を再開する予定だ(Ahram Online9月2日)。出国に関しては人数制限を課さない方針だが、入国人数は空港でのPCR検査能力などにより調整する方針で、入国時には以下の規制を実施予定だ。
入国時の規制(9月3日時点)
- 渡航24時間前までに「健康状況等入力フォーム」へ電子申請
- 渡航前72時間以内のPCR検査陰性証明書を持参(提示できない場合は指定施設で14日間隔離)
- 空港到着時に再度PCR検査〔有料、40ヨルダン・ディナール(約6,000円、1ディナール=約150円)、3時間程度で結果判明〕
- 渡航前に滞在した国を証明する書類を提示
入国後の隔離措置について、保健省は入国前に渡航・滞在した国の感染者増減の状況により、グリーン、イエロー、レッドに分類する。日本はイエローに分類の見込みだが、他の国のカテゴリーは外務省安全対策ホームページ9月4日通知を参照。入国後の隔離措置は以下のとおり実施予定。
入国後の隔離措置(9月3日時点)
- グリーン:空港のPCR検査が陰性なら隔離不要
- イエロー:指定施設で1週間隔離、再度PCR検査
- レッド:指定施設で1週間隔離、再度PCR検査にて陰性確認後、さらに1週間自宅隔離(自宅隔離時に電子リストバンドの着用義務)
- 各国の感染状況によって変更になり、直行便がない国などは保健省が適宜判断
手続きは随時変更になる可能性が高いため、ヨルダン保健省の新型コロナウイルス対策ページ、在ヨルダン日本大使館の「新型コロナウイルス」関連ページ、利用する航空会社などに最新ブラック ジャック ディーラーの確認が必要だ。なお、日本の外務省はヨルダン渡航に対し、感染症危険レベル2の「不要不急の渡航中止」と通達している。
(井澤壌士)
(ヨルダン)
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