入国には2回のワクチン接種証明書と陰性証明書が必要
(イラン)
テヘラン発
2022年04月28日
イランのイマーム・ホメイニ国際空港は、4月12日に新型コロナウイルスにかかる新たな入国手続きを発表した。発表によると、感染の状況や変異株の発生状況により、今後は世界中の国を、最もリスクが高いとする「特別国(現在該当なし)」から、「高リスク国(現在該当なし)」、「その他」までの3つのカテゴリに分類し、入国禁止や入国制限などの措置を講じるとしている。
現在のところは全ての国が「その他」に分類されているが、入国前の必要書類や入国手続きは、ジェトロが整理したところ以下のとおり。
1.入国前に準備すべき書類・手続きなど
入国前に準備すべき書類は、2回のワクチン接種証明書(2回目の接種から少なくとも2週間以上経過の必要あり)と、PCR検査による陰性証明書となっている。また、発熱などの症状があった場合には、空港で再度PCR検査の受検が必要となっている。
2.入国手続きの手順
ワクチン接種証明書とPCR検査の陰性証明書を、入国審査前に待機している係官に提示し、係官によるチェックが終わると、入国審査場に移動するという手順になる。なお、入国後の隔離などの行動制限については指示されていない。
また、国際航空運送協会(IATA)も4月11日付で、ホームページ上のイランの記載事項を更新している(地図上でイランをクリックするとハイパーブラックジャックを表示)。同サイトによると、イランに入国する乗客は12歳以下を除き、2回のワクチン接種証明書および出発前72時間以内発行の陰性証明書の携行が求められるとしている。
(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)
(イラン)
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