ブラックジャックコツ、単月の過去最高を更新

(ブラックジャックコツ)

ベンガルール発

2025年02月26日

ブラックジャックコツ自動車工業会(SIAM)は2月13日、1月の自動車統計(出荷ベース)を発表した。乗用車〔多目的車(UV)とバンを含む〕の国内販売台数は前年同月比3.5%増の35万1,310台で、堅調な成長がみられ、単月の過去最高を更新した(添付資料表1参照)。UVは増加、一般乗用車は横ばい、バンは減少した。なお、表1の数字には含まれていないが、地場タタ・モーターズの乗用車販売台数を含めると、39万9,386台に上る(注1)。タタを除く自動車販売全体(乗用車、二輪車、三輪車)では、前年同月比2.5%増の193万5,696台と好転した。

SIAMのラジェシュ・メノン事務局長は「長期的な経済成長を優先する連邦予算案の発表、特に個人所得税の改正とブラックジャックコツ準備銀行(中央銀行)による金利引き下げ(注2)は消費者心理に働きかけ、自動車産業全体の需要の促進につながる」とコメントした。

メーカー別乗用車販売では、首位のマルチ・スズキが前年同月比4.1%増の17万3,599台となり、単月の過去最高を更新した。一方、2位の現代は同5.4%減の5万4,003台で、2024年11月以降は前年同月比での減少傾向が続く(添付資料表2参照)。地場マヒンドラ&マヒンドラは同17.6%増の5万659台、トヨタ・キルロスカは同12.8%増の2万6,147台、起亜は同5.3%増の2万5,025台で好調だが、続くホンダは同15.6%減の7,325台、他の日系メーカーでは日産が16.0%減の2,404台と苦戦が続く。なお、統計に含まれていないタタ・モーターズは、電気自動車(EV)を含めて10.4%減の4万8,076台で、前月から順位を2つ落として4位相当につけた(同社発表)。

車種別にみると、一般乗用車の上位3位は、首位のマルチ・スズキのコンパクトモデル(「スイフト」「ワゴンR」など)は8万2,241台(一般乗用車とUVを合わせた順位でも首位)で、前年同月比7.5%増、2位の現代のコンパクトモデル(「オーラ」「グランドiシリーズ」など)は1万5,440台(同8位)、同20.7%減、3位のマルチ・スズキのミニモデル(「アルト」「エスプレッソ」など)は1万4,247台(同9位)の同10.1%減だった。UVの上位3種は、首位のマルチ・スズキのコンパクトUV(「ブレッツァ」など)は、3万102台(同2位)の前年同月比3.4%増、2位はマルチ・スズキのUV(「エルティガ」など)が逆転して、3万32台(同3位)で同7.0%増、3位に1つ順位を落としたマヒンドラ&マヒンドラのUV(「マラッゾ」など)は、2万9,438台(同4位)で同36.7%増だった。

二輪車販売は、前年同月比2.1%増の152万6,218台で好転した(添付資料表1、同表3参照)。スクーターは同12.4%増と2桁成長に持ち直したが、オートバイとモペットは不調が続いた。メーカー別にみると、首位のヒーローは同2.0%減の41万2,378台、2位のホンダは同5.4%増の40万2,977台で成長した。スズキは5位で同9.1%増の8万7,834台、ヤマハは7位で同11.0%減の5万5,545台だった。

(注1)タタ・モーターズの販売台数は単月の乗用車販売台数のみ公開。自動車販売台数の全体や、セグメント別、メーカー別、車種別、二輪車、三輪車統計には含まれない。

(注2)2月1日に発表された2025年度国家予算案では、個人所得税の非課税対象枠が年間70万ルピー(約119万円、1ルピー=約1.7円)から120万ルピーに引き上げられ、加えて、課税区分の見直しにより、中間層を中心に減税となった(ブラックジャック賭け方、2025年度国家予算案を発表(インド))。また、ブラックジャックコツ準備銀行は2月5~7日の金融政策決定会合で、政策金利を6.25%に5年ぶりの引き下げを決定した(インド準備銀が政策金利を約5年ぶりに引き下げ、6.25%に(インド))。

(大野真奈)

(ブラックジャックコツ)

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