米オキシ・ローカーボン・ベンチャー、CCS事業でナチュラル・リソース・パートナーズと提携発表
(米国)
ヒューストン発
2022年10月31日
米国の石油大手オクシデンタルの子会社オキシ・ローカーボン・ベンチャー(OCLV)は10月27日、米国鉱物資源会社ナチュラル・リソース・パートナーズ(NRP)と、NRP所有地での二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)ハブ開発に関する独占開発契約を締結したと発表した。
開発を予定するのは、ヒューストン都市圏など産業集積地に近接するテキサス州南東部の約6万5,000エーカー(約263平方キロ)の土地で、CO2貯留可能量は5億トン以上と推定されている。両社は開発予定地で開発可能性を評価し、将来的にオクシデンタルのグループ会社で低炭素関連事業を手掛ける1ポイントファイブが開発を手掛けるとしている。OLCVは今回の契約について、OLCVと1ポイントファイブの戦略的ビジョンであるCCSハブの開発を促進するものだとしており、CCSハブのうちの幾つかはCO2の直接大気分離回収(DAC)施設を中心に据える予定という。OLCVバイス・プレジデントのダグ・コンクエスト氏は「われわれは、産業部門のCO2排出事業者に対し、CO2を回収し安全に貯蔵する経済的かつ実用的なソリューションを提供する貯留ハブを推進するに当たり、ナチュラル・リソース・パートナーズとの協業を楽しみにしている」「この契約は商用規模の脱炭素化ソリューションをさらに推進するもので、当社がネットゼロを達成し、また、他の企業のネットゼロの達成を支援することができる」と述べている。
オクシデンタルはグループ全体で低炭素事業に関する取り組みを加速化している。2022年以降でも、3月には米国ウェアーハウザーとルイジアナ州のCCS事業で提携を発表したほか(関連ブラック ジャック トランプ)、米国エンタープライズとメキシコ湾岸のCCS事業で協業を発表している(関連ブラック ジャック やり方)。5月には米国エンリンクとミシシッピ川流域のCO2輸送事業で協業()を発表した。6月には1ポイントファイブがカナダのカーボン・エンジニアリングとDACプラント建設で提携を発表したほか(関連ブラック ジャック ブラック)、カナダのマニュライフとCCS事業で連携を発表した(関連ブラック ジャック 無料)。加えて、8月にはオクシデンタルと1ポイントファイブが世界最大規模のCO2回収プラント建設開始を発表した(関連ブラック ジャック ディーラー)。
(沖本憲司)
(米国)
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