マクドナルド後継店、モスクワ市などで開店
(ロシア)
欧州ロシアCIS課
2022年06月13日
ロシアでマクドナルドの事業を継承する「フクースノ・イ・トーチカ」が6月12日、モスクワ市とモスクワ州内の15店舗で営業を開始した。オレグ・パロエフ社長は開店セレモニーで、6月中に200店舗を開店し、その後も順次全国で店舗を開店させると述べた(インターファクス通信6月12日)。
店舗は、看板などを除いてマクドナルド時代のものをほぼそのまま流用している。メニューにはハンバーガーやチーズバーガーなど定番もののほか、チーズバーガーの高級バージョンのロイヤル・デ・リュクスはグランド・デ・リュクスと名称を変えて販売している。
その一方、ビッグマックやマックフルーリーなどは類似品を含めて、メニューには含まれていない。製品のブランドや外見、調理法などがマクドナルドのイメージと深く結びついているためだ(ノーボスチ通信6月12日)。
3月にロシアでの活動停止を発表したコカ・コーラ(関連ブラック ジャック やり方)は、現時点では在庫があるため、フクースノ・イ・トーチカでもメニューに加えられている。ただし、在庫がなくなり次第、別の炭酸飲料に置き換わる可能性がある(ブラック ジャック やり方 カジノFM6月12日)。
マクドナルドが3月にロシア市場からの撤退を発表して以降、ロシアを中心とする複数の企業がロシアでのマクドナルド事業を継承する交渉に動いていると報じられた。連邦反独占局は6月2日、マクドナルドのフランチャイジーである実業家アレクサンドル・ゴボル氏が所有する企業が事業を継承することを承認した。事業継承に関する契約内容の詳細は公表されていないが、同局によると、マクドナルドは15年以内の事業買い戻しの権利を持つ(ティンコフジャーナル6月10日)。
マクドナルドはソ連時代の1990年にモスクワにロシア国内の第1号店を開店し、2022年3月までにフランチャイズを含めて約850店舗にまで拡大した(ベドモスチ6月12日)。極東では2020年にウラジオストク、ハバロフスクで5店舗を開店した(2020年12月25日記事参照)。
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