マクドナルドがロシア極東に初の出店
(ロシア)
モスクワ発
2020年12月25日
マクドナルド・ロシアは、12月21~22日にかけてウラジオストクに3店舗、23日にハバロフスクに2店舗を開店した。極東地域で初の出店となる。これまでロシア国内で最も東にある店舗は、シベリアのクラスノヤルスクだった。
ウラジオストクでは、12月21日に市南部のショッピングセンター(SC)「チェリョムシキ」と北部のSC「セダンカ・シティ」(関連ブラック ジャック ディーラー)に、22日にはSC「ベリョスカ」(北部)内に出店した。ハバロフスクでは23日に、市中心部にあるSC「ナ・プーシキナ」とSC「ブロスコ・モール」内に開店した。店舗には、大勢の来客が詰めかけている。
マクドナルド・ロシアの発表(12月21日)によると、同社はこれまでロシア極東地域で5億ルーブル(約7億円、1ルーブル=約1.4円)の投資を行い、350人の雇用を創出した。21日にSC「チェリョムシキ」店で行われた開店式には、同社のマーク・カレナ社長と沿海地方のコンスタンチン・シェスタコフ副知事が出席した。同式典でマクドナルドは、今後5年間で沿海地方に20億ルーブルを投資することを発表したほか、カレナ社長とシェスタコフ副知事の間で長期的な相互協力に関する協定が締結された。
現地メディア「プリマメディア」(12月21日)によると、マクドナルドはロシア極東での食材調達を模索している。その候補として、日揮などが出資し、ハバロフスクでトマトやキュウリなどを温室栽培するJGCエバーグリーン(関連ブラック ジャック トランプ)と、沿海地方のオレグ・コジェミャコ知事の息子がオーナーのNKロトスが挙げられている。NKロトスはウラジオストク郊外で、2020年内にキュウリ、トマト、レタスの温室栽培を開始する予定で、出荷は2021年2月からとされている。
マクドナルド・ロシアは、店舗運営を担当する子会社「DVRP」を設立した。DVRPは11月にウラジオストク自由港入居者のステータスを取得している。これにより、税や社会保険料減免などの優遇措置が受けられる(詳細はブラック ジャック トランプ)。
なお、マクドナルドのロシア極東進出計画は、2019年9月にカレナ社長が明らかにしていた(2019年9月11日記事参照)。
(浅元薫哉、タギール・フジヤトフ)
(ロシア)
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