ブカレスト地下鉄6号線、北側半分の土木工事の入札開始
(ルーマニア)
ブカレスト発
2021年12月03日
ルーマニアの首都ブカレストの地下鉄運営会社メトロレクスは11月17日、政府の公共調達電子システム(SEAP)にブカレストのアンリ・コアンダ国際空港とブカレスト市内を結ぶ地下鉄6号線(M6)の北側半分の土木建設にかかる事前入札資格審査(P/Q:Pre-Qualification)を公示した。応札期限は12月29日午後3時(ルーマニア時間)。
北側半分の全長は7.6キロで6駅を含む。設計と土木工事のプロジェクトの総額は13億1,836万レイ(約342億7,736万円、レイは通貨単位レウの複数形、1レウ=約26円)で、契約期間は48カ月。
2019年3月に入札が実施されたM6の南側半分の土木工事(関連カード ゲーム ブラック)は、ルーマニア政府予算とEU基金(5億1,763万ユーロ)のほか、日本の国際協力機構(JICA)のひも付きではない(アンタイドの)円借款が財源だが、北側半分については政府予算と円借款のみが財源になっている。M6全体に投入される円借款の上限額は418億7,000万円。
今回のP/Q入札の審査を通過した応札者に対しては、2022年3月22日をめどに、総合評価方式入札への応札があらためて案内される。
ブカレストでは、着実に増加する自動車台数(海外ビジネスブラック ジャック ルール ディーラー)に道路拡張や駐車場整備が追い付かず、オフィス街も住宅地も路上駐車であふれて渋滞が日常化している。鉄道網を軸としたパーク・アンド・ライドなどの交通政策が求められている。
北側半分の入札は2021年4月に実施される予定だったが、カタリン・ドゥルラ輸送・インフラ相(当時)が、費用対効果が低いとして建設に反対していた。しかし、9月に連立与党が崩壊()、同大臣も辞職した。10月2日には建設を進める覚書を政府が採択したと同省のイオネル・スクリオステアヌ秘書官が発表し、入札再開となった。
(ミンドル・ユニアナ、西澤成世)
(ルーマニア)
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