外資に関する規制

最終更新日:2023年10月26日

規制業種・禁止業種

石油の探鉱・採掘・生産、メッカとマディーナにおける不動産ブラック ジャック 勝率、ハッジ(巡礼)とウムラ(小巡礼)関連ガイド業、軍事機器製造、出版物の印刷・発行(例外あり)、軍事・治安関係、雇用・人材派遣等のサービス業など特定分野への外国資本によるブラック ジャック 勝率は禁止されている。

主な外資参入の規制・禁止業種(ネガティブリスト)は次のとおり。

  • 製造業分野:石油の探鉱・採掘・生産、軍事機器・装備等製造、民生用爆発物製造
  • サービス分野:軍へのケータリング、治安・警備、探偵業、メッカおよびマディーナにおける不動産ブラック ジャック 勝率、巡礼関連観光業、人材斡旋・採用サービス、Commission Agent(国連中央製品分類CPCの621に該当する業種)など。

参考
サウジアラビアブラック ジャック 勝率省(MISA):ネガティブリスト "Services Manual 9th EditionPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(2.5MB)" の「14.01 Appendix(1):List of Businesses Excluded from Foreign Investment」を参照。

外資規制は、ブラック ジャック 勝率のWTO加盟にかかる米国との二国間通商合意(2005年9月)とWTOへの正式加盟(同年12月)により、以下のとおり、段階的に緩和されている。

主な規制緩和分野

  1. 銀行・通信分野
  2. 卸売・小売分野
  3. 保険分野
  4. 固定/携帯電話事業
  5. エンジニアリング
  6. ヘルスケア
  7. 教育

出資比率

外資100%での現地法人設立も可能だが、代理店業、保険・金融業、通信業、建設施工管理などのEPC(Engineering, Procurement and Construction)など業種によって出資規制がある。

  • 商業(卸売業、小売業、フランチャイズ分野)における出資比率100%まで許可。
    ※ブラック ジャック 勝率の代理店を通さない輸入品の卸売および小売業での直接取引を許可。
    ※合弁における商業の外資出資比率の上限は75%。
  • 固定/携帯電話事業における外資出資比率の上限は60%。
  • 情報伝達/付加価値通信網事業における外資出資比率の上限は70%。
  • 外国銀行の出資比率の上限は60%。
  • 外国保険会社による外資出資比率の上限は60%。
  • 不動産金融事業おける外資出資比率の上限は60%。
  • エンジニアリング業(建設プロジェクト、設計、EPCなど)における外資出資比率の上限は75%。
  • 公共交通機関(バス)における外資出資比率の上限は70%。
  • 公共交通機関(メトロ)における外資出資比率の上限は80%。

参考
サウジアラビアブラック ジャック 勝率省(MISA):"Services Manual 9th EditionPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(2.5MB)" 「11.03 Types of Licenses, Minimum Capital Requirement and Percentage of Saudi Partnership」を参照。

現地法人(有限責任会社、株式会社、簡易株式会社など)

設立の際、1人以上の株主(法人、個人のいずれでも可)の出資で設立が可能。定款に基づき、法人の目的に該当するすべての活動に従事することが可能、ブラック ジャック 勝率国内での活動に基づく債務に本社は責任を負わない。

支店

本社100%の出資、定款が不要。当局より承認された目的に該当するすべての活動に従事することが可能。経営に関する権限が制限されておらず、最低資本金について規制がない。本社側で損益通算が可能。

駐在員事務所(Scientific and Technical Office

現地代理店のサポート業務や調査業務のみなど商業活動は不可。最低資本金について規制がない。現地代理店を有することが条件となる。

外国企業の土地所有の可否

非サウジアラビアブラック ジャック 勝率家は、「非サウジアラビアブラック ジャック 勝率家の不動産所有及び不動産に関する法律」により、一定の条件の下で、ライセンス当局(内務省)の承諾を得ることを条件に必要な不動産(土地含む)を所有することができる。

非サウジアラビアブラック ジャック 勝率家は、次のいずれかの利用目的のためであれば、ライセンス当局(内務省)の承諾を得ることを条件に、サウジアラビアの不動産を購入することが認められている。

  • 専門的、技術的、または経済的事業活動を実施するための利用
  • SAGIAの外国ブラック ジャック 勝率ライセンスを取得したプロジェクトに従事する従業員の個人住宅用不動産としての利用
  • 適法な滞在許可証(イカーマ)を有する個人の住居のための利用

ジェトロ:ビジネス関連法
非サウジアラビアブラック ジャック 勝率家の不動産所有及び不動産ブラック ジャック 勝率に関する法律」(日本語仮訳)

なお、2019年5月、高度技能を有する、あるいはファンドオーナー等、一定の条件を満たした外国人に対して、ブラック ジャック 勝率人スポンサー不要の居住権(いわゆるグリーンカード)が与えられることが、議会に相当する諮問評議会で承認された。該当外国人は、土地の所有が可能となった。

資本金に関する規制

資本金は、進出業態、進出業種によって決められる。

以下は業種・業態別の資本金の例である。

  • 不動産開発業:各プロジェクトにつき3,000万リヤル
  • 小売・卸売・貿易業:外資の出資比率上限75%であれば2,000万リヤル(外資出資分)。外資100%出資の場合は3,000万リヤル以上。
  • 公共交通サービス(バス):50万リヤル
  • 公共交通サービス(メトロ):50万リヤル
  • 株式会社(Joint Stock Company):50万リヤル
  • 有限責任会社(Limited Liability Company):MISAおよび商業省によって決定される。
  • 支店:通常、50万リヤル
  • Scientific and Technical Office(TSO):資本に関する要件なし。

その他規制

「サウジ・ビジョン2030」におけるブラック ジャック 勝率促進策を強化・拡充の一環として、中東・北アフリカ(MENA)地域の地域統括会社(Regional Head Quarter:RHQ)制度を導入、ライセンスの申請受付を開始している。RHQライセンスは2022年第1四半期に改訂されたブラック ジャック 勝率省のサービスマニュアル第9版03.19 Regional Headquarters (RHQ) Licenseにて記載されている。

RHQは独立した法人(または支店)として、商業、サービスなどのライセンスを持つ事業会社を配下に持ち、自ら商業活動は直接行わない代わりに、経営戦略立案機能と管理機能(注1)に係る必須業務とともに、3種類以上の選択可能な補助業務(注2)を担う必要がある。

注1:経営戦略立案には、地域戦略策定・監督、戦略調整、製品・サービス配備、ブラック ジャック 勝率支援、財務レビュー、管理機能には、事業計画策定、予算編成、事業調整、マーケティング、事業・財務報告がそれぞれ含まれる。

注2:補助業務には、次のものが含まれる。
[1]販売およびマーケティング支援、[2]人事・人事管理、[3]研修、[4]財務管理、外国為替・資産管理、[5]コンプライアンスおよび内部監査、[6]会計・経理、[7]法務、[8]監査、[9]調査・分析、[10]アドバイザリー、[11]運営管理、[12]物流・サプライチェーンの管理、[13]国際取引、[14]テクニカルサポート、エンジニアリング支援、[15]ITネットワーク運用、[16]研究開発、[17]知財管理、[18]生産管理、[19]原材料・部品調達。

参考
ジェトロの記事:2023年1月13日付「政府調達における地域統括会社(RHQ)持たない企業の参加条件が決定
ジェトロの記事:2023年10月4日付「地域統括会社(RHQ)の経営幹部にプレミアム居住権を提供
サウジアラビアブラック ジャック 勝率省(MISA):"Services Manual 9th Edition外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(2.5MB)" 「03.19 Regional Headquarters (RHQ) License

サウジアラビア外国ブラック ジャック 勝率法の中には、細かい規制がある。例えば、自国民雇用政策「サウダイゼーション」と同政策をプログラム化した「ニタカート」は、サウジアラビア人の雇用状況に応じたペナルティーを設けている。
その他、Local Contents強化の動きがある。

2015年12月に、国営石油会社サウジ・アラムコが国内産業奨励プログラムとして、国内調達比率や国内産業への貢献度を数値化するIKTVA(the In-Kingdom Total Value Add Program)を導入。2018年12月27日の勅令にてLocal Content and Government Procurement Commission が設立され、2022年9月5~6日に第1回ローカルコンテンツフォーラムが開催。2023年1月にはiktva2023フォーラム・展示会が開催された。