外資系企業動向

倉庫向けのロボットピッキングシステムを開発・製造するフランスのExotecが東京都にブラック クイーン ブラック ジャック法人を設立し、京都府に倉庫を設置

2021年08月30日

Exotec外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、小売り・Eコマース・製造業の倉庫向けの柔軟な自動化ソリューションを開発・製造するフランスのロボットメーカー。2015年に設立され、欧州・米国・ブラック クイーン ブラック ジャックに合計300名の従業員数を擁する。世界9ヵ国でビジネスを展開しており、2021年の収益は1億ドルを超える見込み。2020年9月には、シリーズCの投資ラウンドで9,000万ドルを調達した。

拠点設立
2020/01
進出先
東京都

  • デジタル・AI
  • 半導体・ロボット・機械
  • フランス

同社の自動ピッキングロボットシステム「Skypod」は、積載量30キロ・毎秒4メートルの速さで、高さ12メートルまで3次元空間を動くことができる。空間を有効活用して在庫を高い密度に格納することで、従来の棚型ピッキングと比較し保管量を5倍に増やすことができる。また、オペレーションを中断させることなく在庫量と業務フローに応じて、迅速かつ段階的に追加部分の棚やロボットの導入ができ、顧客企業が業務拡大のペースに応じて倉庫への投資を行える点が特長。倉庫制御システムASTARでは、作業計画を管理し、倉庫内のケースとロボットの位置をリアルタイムで追って記録する。

「Skypod」のロボットが自動ピックアップを行う領域には作業者は立ち入らず、「Skypod」のロボットが取り出し運んできた商品を詰めることに集中できる。同社のシステムは、1日当たり15キロメートル相当の歩行や、絶え間なくかがんだり商品を持ち上げたりするなどの作業者にかかる繰り返しの肉体作業を減らすため、従来の作業環境下での手作業でのピッキング作業に比べて、最大5倍の生産性の向上を実現することができる。

「Skypod」のロボットは高さ12メートルまで登り在庫が保管してある小型の容器を取り出すことができ、保管量を5倍高密度化できる

「Skypod」のロボットの軌道は、最先端のアルゴリズムで定義され、市場で最高のパフォーマンスを実現している

同社は新規顧客開拓や既存顧客対応などを行うことを目的に、2020年1月、東京都にEXOTEC NIHON株式会社を設立、同年第1四半期には京都府に倉庫を設置し、ブラック クイーン ブラック ジャックでの活動を本格化させている。2021年第4四半期には、東京都のオフィスを港区に移転する予定となっている。

2019年11月には株式会社ファーストリテイリングと、同社のサプライチェーン改革実現に向けた戦略的グローバルパートナーシップ締結を発表し、現在1,000台近くの「Skypod」のロボットの設置を進めている。2021年第3四半期に、同社ロボットのブラック クイーン ブラック ジャックで最初の稼働が開始し、ユニクロの神戸倉庫において店舗の在庫補充のための発注対応をしている。

同社のブラック クイーン ブラック ジャック拠点設立に際し、ジェトロ対日投資・ビジネスサポートセンター(IBSC)は、規制・制度情報提供、サービスプロバイダの紹介・面談アレンジ、補助金・インセンティブ情報の提供、 不動産物件情報提供、コンサルテーション(登記・ビザ・税務・労務)を行った。

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ジェトロIBSCでは、外国企業・在日外資系企業向けに、拠点設立に伴う登記手続やビザ申請等のサポートなど、企業のニーズやビジネスフェーズに合せた各種支援メニューを用意しています。

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