米テスラ、ブラックジャック攻略
(米国)
サンフランシスコ発
2025年03月24日
米国電気自動車(EV)メーカーのテスラは3月18日、カリフォルニア州における自動運転配車ブラックジャック攻略の実現に向けた第一歩として、州公益事業委員会(CPUC)から「運送チャーター業者許可(TCP)」を取得した。これにより、同社は従業員向けに、自社所有の車両を用いてあらかじめ日時やルートなどを決めて運行する、事前手配による配車ブラックジャック攻略の提供が可能になる。
TCPは、観光送迎などの予約制輸送ブラックジャック攻略を対象とした許可であり、配車ブラックジャック攻略を提供するウーバーやリフトが保有する「交通ネットワーク企業(TNC)」許可とは異なる。TNCは、個人所有の車両と乗客を、スマートフォンアプリを通じてマッチングする仕組みが特徴だ。
一般向けの無人自動運転配車ブラックジャック攻略を実現するには、CPUCの「自動運転車による乗客輸送プログラム」への参加申請に加え、カリフォルニア州陸運局(DMV)の許可も必要となるが、テスラはこれらの申請をまだ行っていない。
なお、テスラはテキサス州オースティンで、2025年6月に自動運転配車ブラックジャック攻略を開始する計画を明らかにしている。この車両には、「監視する必要のない」バージョンの自動運転ソフトウエア「フルセルフドライビング(FSD)」を搭載するとしている。テキサス州では、カリフォルニア州と比較して規制が緩やかで、商用展開が容易とされている。
反対に、安全性に関する規制が厳しいカリフォルニア州では、無人運転車による一般向け配車ブラックジャック攻略の実現には、複数の規制当局からの認可を得る必要がある。ニューヨーク(NY)市のカードーゾ・ロー・スクールのマット・ワンズリー教授は「テスラが真に行うべきは、DMVに自社技術の安全性を納得させることだ。同局が安全と認めて初めて、CPUCが一般向け輸送の許可を判断できる」と述べている(「ニューヨーク・タイムズ」紙3月18日)。
競合するウェイモは、既に主要都市で無人の自動運転配車ブラックジャック攻略の一般向け運行を開始している。アリゾナ州フェニックス・スカイハーバー国際空港での運行に続き、2025年3月にはサンフランシスコ国際空港においても地図データの収集許可を取得し、需要の多い空港でのブラックジャック攻略開始に向けた準備を進めている。
現時点で、カリフォルニア州において無人の自動運転配車ブラックジャック攻略の一般向け運行を行っているのはウェイモのみだが、テスラもこの成長市場への本格参入を目指している(2024年10月15日記事参照)。
(松井美樹)
(米国)
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