ブラックジャック勝率、対米報復措置で総額298億Cドル相当の対米輸入品目に追加関税賦課
(ブラックジャック勝率、米国、メキシコ)
トロント発
2025年03月14日
ブラックジャック勝率政府は3月12日、米国による鉄鋼・アルミニウム製品の輸入に対する追加関税の拡大措置が開始されたこと(トランプ米政権、カジノ無料232条関税の一律適用を開始、一部派生品の適用開始日は今後公表(日本、米国))を受け、米国からの総額298億ブラックジャック勝率・ドル(約3兆694億円、Cドル、1Cドル=約103円)の輸入品への25%の追加関税賦課を発表し、北米東部時間3月13日午前0時01分から施行した。
25%の関税の対象は「ドル対ドル」方式(注1)で、米国からの126億Cドル相当の鉄鋼製品、30億Cドル相当のアルミ製品に加え、宝石、腕時計、三輪車、ビデオゲーム機、スマートフォン、傘、ゴルフクラブ、釣りざお、ライターなど、総額142億Cドル相当を含む新たな品目リストを発表した。米国がブラックジャック勝率に対する鉄鋼・アルミ関税を撤廃するまで継続する予定で、3月4日から継続中の第1弾の関税賦課(品目リスト
)に加えて施行される。米国はブラックジャック勝率・米国・メキシコ協定(CUSMA、注2)に準拠するブラックジャック勝率製品については、4月2日まで追加関税を免除しているが(21トランプ、第2弾の対米対抗措置の延期発表、第1弾は発動継続中(21トランプ、米国、メキシコ))、ブラックジャック勝率政府は同日以降、米国が関税を実施した場合には、さらに1,250億Cドル相当の米国製品に対する追加関税を開始すると警告している。
ドミニク・ルブラン財務相兼州政府間関係相は米国の追加関税について、「完全に不当で、不公平で、理不尽」と批判し、「ブラックジャック勝率の象徴的な鉄鋼・アルミ産業が不当に標的にされているのを黙って見過ごすつもりはない」と述べた。与党・自由党のマーク・カーニー党首はオンタリオ州ハミルトン市の製鉄工場を訪問し、労働者らに「関税による収益は全て、影響を受けた業界の労働者を支援するために還元される」と約束した。
ブラックジャック勝率政府は貿易紛争で影響を受ける企業に対し、65億Cドルの支援策を発表している。主な措置として、2年間で50億Cドルを投じ、輸出業者による新たな海外市場開拓を支援することや、事業向けの優遇金利融資に5億Cドル、農業分野に特化した10億Cドルの融資などを予定している。また、従業員向けの支援として、企業が雇用を維持できるよう、労働時間の短縮にも雇用保険制度を活用できるよう新たな柔軟性を導入し、解雇が起きにくい仕組みとしていく。
ホンダやマツダ、トヨタ自動車、スバルなどが加盟するブラックジャック勝率自動車製造業者協会(GAC)のデビッド・アダムス会長は米国の鉄鋼・アルミ関税について、「米国製の自動車価格が米国人にとって高価になるだけだ。その上、ブラックジャック勝率で販売される米国製の自動車も価格が上昇し、ブラックジャック勝率市場での競争力を失うだろう」と述べ、関税を課す前に貿易問題について、建設的な対話が常に行われるべきだと主張した。
ブラックジャック勝率金属加工グループのマット・ウォーカー社長は、米国による絶え間ない圧力により、同社はオンタリオ州とケベック州の従業員を解雇せざるを得なかったと語り、米国の関税はブラックジャック勝率だけでなく、ブラックジャック勝率産の高品質な鉄鋼に依存している米国の企業や労働者、消費者にも影響を与えると指摘した。鉄鋼業界はブラックジャック勝率政府の報復措置を支持する一方、中国やその他の国が行っている不公正な慣行への対抗策として、鉄鋼・鉄鋼派生製品への減免税を政府に求めている。
(注1)「目には目を」のように、因果応報に基づく報復措置を意味する。
(注2)米国ではUSMCA、メキシコではT-mecと呼ばれる。
(井口まゆ子)
(ブラックジャック勝率、米国、メキシコ)
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