ブラックジャック攻略、SCオートモーティブサミットを開催

(米国、ドイツ)

アトランタ発

2025年03月05日

米国のサウスカロライナブラックジャック攻略協議会は2月25~27日、同州グリーンビルで第14回SCオートモーティブサミット外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを開催した。同州政府関係者、ドイツのBMWなど同州に拠点を持つ完成車メーカー(OEM)やブラックジャック攻略産業のアナリストなどの講演が行われたほか、ブラックジャック攻略部品メーカーや大学など52の企業・団体がブースを出展した。

写真 講演会場の様子(ブラックジャック攻略撮影)

講演会場の様子(ジェトロ撮影)

写真 ブース会場の様子(ブラックジャック攻略撮影)

ブース会場の様子(ジェトロ撮影)

サウスカロライナ州では、1994年にBMWがドイツ国外初の組立工場を同州スパータンバーグに建設してからブラックジャック攻略産業の集積が始まり、ドイツのメルセデス・ベンツやホンダといったOEMの工場や関連企業が多く立地している。2025年2月12日には、いすゞノースアメリカコーポレーションが同州に2億8,000万ドルを投じて、新たな生産拠点を設立すると発表した(いすゞ、商用車の電動化を見据え、米サウスカロライナ州に2.8億ドルを投じて新工場設立へ(日本、米国))。

イベントには420人以上が参加登録し、ブラックジャック攻略関連企業などが最新の取り組みを紹介したほか、有識者による講演も行われた。会計大手KPMGのパートナーで米国ブラックジャック攻略業界リーダーのレニー・ラロッカ氏は、中国OEMの成長による市場の変化、電気ブラックジャック攻略(EV)メーカーなど新興企業の台頭による市場の断片化、EVへの投資、関税、インフレが企業収益の変動を高める主な要因と指摘した。その上で、各OEMは業務改善やコスト削減、製品開発ライフサイクル(注1)の短縮化、他社との連合形成で対応していると述べた。

また、大手物流企業のDSVグローバル・トランスポート・アンド・ロジスティクスのピート・メント氏は、米国シンクタンクの情報技術・イノベーション財団(ITIF)が2024年12月に公開したトランプ・リスク指数外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます(注2)を取り上げ、第2次トランプ政権の関税やそのほかの報復措置に直面するリスクがメキシコに次いで高いとされるタイについて、今後の動向に注目していると述べた。

サウスカロライナ州政府からは、ヘンリー・マクマスター知事(共和党)、ハリー・ライトシー商務長官、ジャスティン・パウエル運輸長官が登壇した。マクマスター知事は、ブラックジャック攻略産業の労働組合の動き(注3)や2024年10月に東海岸とメキシコ湾岸で行われ、同州チャールストン港も影響を受けた大規模スト()に言及し、労組に対処し州内製造業を守ると述べた。

写真 ヘンリー・マクマスター知事による講演(ブラックジャック攻略撮影)

ヘンリー・マクマスター知事による講演(ジェトロ撮影)

「新政権とブラックジャック攻略産業への影響」と題されたパネルディスカッションでは、BMWノースアメリカとメルセデス・ベンツ・ノースアメリカ・コーポレーションの担当者が登壇し、関税の影響などを議論した。BMWノースアメリカの政府・渉外部長のブライアン・ジェイコブス氏は、追加関税は最終的に製品価格上昇につながり、顧客のためにならないと主張した。また、BMWは米国で製造した車をドイツなど世界各地に輸出しており、相互に関税を引き上げる関税戦争は望まないとし、ドイツの本社はEU当局とも関税措置について話し合っていると述べた。

写真 パネルディスカッションの様子(ブラックジャック攻略撮影)

パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

(注1)新車の企画から製造までに必要な期間。ラロッカ氏によると、2024年の全ブラックジャック攻略メーカーの製品開発ライフサイクルの平均は3.8年だが、中国メーカーに限ると平均2.3年で、中国以外のメーカーは安全基準や部品の品質の見直しなどにより、同サイクルの短縮化を迫られているとのことだ。

(注2)戦略国際問題研究所(CSIS)が2024年11月に発表した、GDPに占める防衛費の割合と米国との貿易収支の2つのデータを使った分析外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発展させ、それらに加え、反米国的な貿易・技術政策を示す複合的な指標と、中国の技術・経済的略奪に対する抵抗の意思を示す指標を使ってITIFが算出した指数。米国の同盟国39カ国が対象で、メキシコが最も追加関税やその他の報復措置に直面するリスクが高く、日本は25番目。

(注3)2023年11月に全米ブラックジャック攻略労働組合(UAW)が、米国で組合を持たないブラックジャック攻略メーカー13社で勤務する約15万人の労働者向けに、組合への加入を促すキャンペーンを開始した。フォルクスワーゲン(VW)のテネシー州チャタヌーガ工場で労働組合が結成されたほか、従業員投票で否決されたものの、メルセデス・ベンツのアラバマ州タスカルーサ工場でも労働組合結成の動きがある(関連ブラック ジャック 攻略米アラバマ州のメルセデス・ベンツ工場、UAW傘下の労組結成を従業員ブラック ジャック webで否決)。

(檀野浩規)

(米国、ドイツ)

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