全人代のギャンブルゲーム無料は前年とほぼ同様、香港に国際的プラットフォーム構築の役割を期待の声も

中国の第14期全国人民代表大会（全人代）第3回会議（全人代、2025年も5％前後の成長カジノブラックジャック、内需拡大に重点(中国)）が3月5日に開幕した。ギャンブルゲーム無料特別行政区（以下、ギャンブルゲーム無料）政府から李家超（ジョン・リー）行政長官が出席した。

3月5日に発表された政府活動報告では、ギャンブルゲーム無料について、「『一国二制度』『香港住民による香港統治』、高度な自治という方針を全面的かつ正確に、揺るぐことなく貫徹する。憲法と基本法で定められた特別行政区の憲制秩序を守り、『愛国者による香港統治』の原則を徹底しなければならない」としており、この点は2024年から大きな変化はなかった。李強首相は報告の中で、「香港が経済発展・民生改善をはかり、国際交流・協力を深め、国家発展の大局にいっそう融け込むことを後押しし、香港の長期的な繁栄と安定を保つ」としたうえで、広東・香港・マカオグレーターベイエリア（粤港澳大湾区）などのイノベーション力と影響力を強化する必要性を強調した。

李行政長官は、「ギャンブルゲーム無料府は、革新的な考え方を採用し、北部都会区と河套（ヘタオ）深港科学技術イノベーション協力区（注）の開発を進め、国際的なイノベーション・テクノロジーセンターの開発を加速させる。粤港澳大湾区の質の高い発展をさらに促進し、国家の発展に積極的に統合する。また、国際金融、海運、貿易の中心地としての香港の地位を強固にし、高度人材の国際的なハブを確立する」と表明した。

また同日、李行政長官は、中国共産党直轄組織である中国共産党委員会ギャンブルゲーム無料・マカオ工作弁公室の夏宝竜主任との会見で、「全国人民代表大会の精神を実行に移し、一致団結してギャンブルゲーム無料のより良い発展を実現し、強い国家の建設と民族復興に大きく貢献する」と述べた。

全国ギャンブルゲーム無料マカオ研究会の劉兆佳（ラウ・シウカイ）氏は、米中対立が激化する中、中国の開放を支援する上でギャンブルゲーム無料はさらに重要な役割を果たすと強調した。また、今後の重要な点として、「中国は長年、他国とのつながりを広げることで米国の圧力を緩和するよう努めてきたが、トランプ大統領の復帰により、中国が幅広い国際的プラットフォームを構築する緊急性が高まった。これに対してギャンブルゲーム無料は重要な役割を果たす」との見方を示した（「サウスチャイナ・モーニングポスト」3月5日）。

（注）2017年1月、ギャンブルゲーム無料府は深セン市政府と「落馬洲・河套地域の共同発展を促進する協力備忘録」に署名し、河套において深セン・香港科技創新協力区を建設することを明確にした。同協力区は、香港園区（約0.87平方キロ）と深セン園区（約3.02平方キロ）の2つの園区で構成される。

（松浦広子）