ブラックジャックブラッククイーン、製造業向けは前年比3割減

(マレーシア)

クアラルンプール発

2025年03月10日

マレーシア投資開発庁(MIDA)は2月25日、2024年のブラックジャックブラッククイーン総額が前年比14.9%増の3,785億リンギ(約12兆8,690億円、1リンギ=約34円)で、過去最高を記録したと発表した(MIDAプレスリリース参照PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます))。内訳をみると、サービス業が66.8%、製造業が31.8%、第一次産業が1.4%を占めた。また、ブラックジャックブラッククイーン総額のうち、国内投資が55.0%、外国投資が45.0%を占めた。

2024年に認可された国内外のブラックジャックブラッククイーン案件数は6,700件で、20万7,241人の新規雇用を創出した、とMIDAは試算している。さらに、2021年から2024年12月までに認可された製造業案件のうち84.5%が実行済みという。

ジェトロが2025年2月26日にMIDAから別途入手したデータによると、2024年の製造業向け外国ブラックジャックブラッククイーン額は、前年比30.8%減の889億リンギだった。業種別にみると、上位5業種が全体の9割強を占めた。うち、全体の6割を占める電気・電子製品が35.3%減の533億リンギになった(添付資料表1参照)。2位の輸送機器は2.4倍の123億リンギ、3位の化学・同製品は3.2%増の64億リンギと、いずれも前年を上回った。一方、前年2位だった機械機器は64.1%減の61億リンギで、4位に落ち込んだ。また、5位の非金属鉱物製品は64.7%減の22億リンギだった。

ブラックジャックブラッククイーン国・地域別では、オーストリアが首位だった。第1四半期(1~3月)に計上された、301億リンギ相当の電気・電子製品関連のブラックジャックブラッククイーンが寄与した(添付資料表2、ブラック ジャック 賭け参照)。次いで、シンガポールが17.1%増の151億リンギだった。また、香港は3.4倍の128億リンギで、前年の9位から3位に上昇した。とりわけ、輸送機器、電気・電子製品、化学・同製品関連のブラックジャックブラッククイーンが牽引した。これに、米国、中国、台湾が続いた。各国による代表的なブラックジャックブラッククイーン案件として、米国の半導体製造関連企業のMKSインスツルメンツによる工場建設(22億リンギ相当)、中国のリチウムイオン電池メーカーEVEエナジーによる新工場開設(68億リンギ相当)、台湾のプリント基板(PCB)メーカーエルナープリンテッドサーキットによる工場設立(10億リンギ以上)に向けたブラックジャックブラッククイーンなどが報じられた。

なお、MIDAは今回、ブラックジャックブラッククイーンが元々どの国からの資本かを追跡したブラックジャックブラッククイーン元国・地域別の統計を発表した。これによると、ドイツが308億リンギで首位、中国と米国がそれに続いた(添付資料表2、参考参照)。

日本による製造業ブラックジャックブラッククイーン額は、前年比90.8%減の9億3,796万リンギで、国・地域別では9位(前年6位)だった。内訳をみると、全体の50.5%を占める輸送機器は5.0倍の4億7,375万リンギだった(添付資料表3参照)。ダイハツ工業が出資するプロドゥアによる投資が大きく寄与した。これに、化学・同製品、プラスチック製品、食料品、石油製品が続いた。報道や各社リリースによると、主な投資案件として、鉄鋼商社の阪和興業による金属シリコンやアルミニウム製品の製造販売を行うPMBテクノロジーのシリコン独占販売権獲得(発表ベースで1,300万リンギ相当)や、長谷川香料による工場増設(1億9,600万リンギ相当)、不二製油による工場設立に向けた投資(5億リンギ相当)などがあった。

過去最高のブラックジャックブラッククイーン総額は、20万人以上の高賃金の新規雇用を創出し、特に中小企業に成長機会を与えたことが重要だ、とザフルル・アジズ投資貿易産業相は述べた。同相によると、MIDAは現在1,049件、総額588億リンギ相当の投資案件を審査しており、うち製造業は54件で270億リンギを占めた。さらに、全業種で635億リンギ相当の投資案件が、認可に向けた準備に入っていると言及した。投資貿易産業省(MITI)は今後もMIDAと協力し、投資を引き続き促進するとともに、サプライチェーンと産業の強靭化に取り組む意向を明らかにした。

(戴可炘)

(マレーシア)

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