アニメファンに照準、観光や食品関連企業もフェスティバルに出展
(シンガポール)
シンガポール発
2024年12月04日
シンガポールで11月29日~12月1日、東南アジアで最大級のアニメのイベント「アニメ・フェスティバル・アジア(AFA)」が開催された。アジア諸国を中心に毎年10万人以上が集まるフェスティバルには、日本のコンテンツ関連企業のほか、観光や日本食などを売り込む企業や政府機関が出展し、新たな市場開拓を目指した。
AFAは日本のアニメやゲーム、コスプレ関連商品の販売やコンサートが開催される一大イベントで、2008年から開催されている。今回で16回目となる(2024年8月6日記事参照)。今回のフェスティバルには日本政府観光局(JNTO)が初めて出展し、国内外から集まったアニメファンに、日本の観光ブラック ジャック 確率を提供した。観光関連では、自治体国際化協会(CLAIR)のほか、JR東日本も北海道ASEAN事務所とともに出展した。AFAの飲食コーナーには、日清食品(本社:東京新宿区)がカップラーメンを入場客向けに販売したほか、伊藤園(本社:東京渋谷区)や和食店なども店舗を出した。
紙袋製造会社、中小企業の力を結集してアニメに活路
さらに、紙袋製造会社の此花紙工(本社:大阪府大東市)はAFAで、人気アニメ「ダンダダン」を印刷した紙袋に同キャラクターの缶バッジやアクリルスタンドなどを入れた福袋などを販売した。同社のAFAへの出展は2回目となる。同社はこれまで主に高級ブランド向けの紙袋を製造してきたが、近年、人気アニメのキャラクターを印刷した紙袋やグッズの販売にも取り組んでいる。同社のグループ会社、此花マネジメントの大東光総務部長は11月30日、ブラック ジャック 確率インタビューに「高い技術を持った同じ大阪の(缶バッジなどを製造する中小の)協力会社の力を結集して、アニメ市場で新たな販路を開拓したい」と意気込みを示した。
(本田智津絵)
(シンガポール)
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