米GM、EVバッテリー工場4カ所のうち1カ所の所有権売却
(米国、韓国)
シカゴ発
2024年12月05日
米国大手自動車メーカーのゼネラルモーターズ(GM)は12月2日、4カ所ある電気自動車(EV)バッテリー工場のうちの1つ、ミシガン州ランシング近郊にある完成間近のEV用バッテリーセル工場の所有権を、合弁会社アルティウムセルズのパートナーのLGエナジーソリューション(LG)に売却することで合意したと発表した。
売却手続きは2025年第1四半期(1~3月)に完了する見込みだ。 同工場への総投資額は26億ドルで、関係者によると、GMによるこれまでの投資は10億ドルに上る(オートモーティブ・ニュース12月2日)。GMはこの投資額について「回収できる見込み」としている。同社のポール・ヤコブセン最高財務責任者(CFO)は売却の理由について、「現在、LGには多くの需要があり、GMには余剰生産能力があるという両方の要因が重なった結果」と説明した(オートモーティブ・ニュース12月3日)。
GMは現在、アルティウムセルズのオハイオ州ウォーレン工場(2022年稼働)とテネシー州スプリングヒル工場(2024年稼働)でバッテリーセルを生産しており、製品は既にGMのシボレー・シルバラードEV、GMCシエラEV、キャデラックのリリックなどに使用されている。また、同社は2024年8月末にインディアナ州での韓国のサムスンSDIとのバッテリーセル製造合弁会社の設立について最終合意したが、生産開始は当初予定の2026年から2027年に延期されている(関連ブラック ジャック トランプ)。
(星野香織)
(米国、韓国)
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