タイ税関、インドネシアの認定事業者（AEO）への通関手続き優遇を開始

タイ税関は10月15日、税関告示第188/2567号を発出し、インドネシアの認定事業者（AEO）による同国からの輸入で、通関手続き上の優遇措置を与えると発表した。同措置により10月17日以降、AEO事業者の貨物に対しては、検査の頻度が下がり、検査される場合にも優先的に処理されるほか、災害時などにも優先対応を受けられる。

今回の措置は「ASEAN加盟国間でのAEO相互認証取り決め（AAMRA）」（2023年10月27日記事参照）に基づく。タイにとってAAMRAに基づく運用は、ブルネイ、マレーシア、シンガポールに続き、4カ国目となる（注）。いずれかの国でAEOを取得する企業は、他国でもAEO事業者として恩恵を享受することができる。例えば、タイのAEO事業者がインドネシアに輸出するケースでも、同様の優遇措置が受けられる（関連ブラック ジャック 勝ち）。

申請手続きについては、税関のガイドラインで確認できる。タイの輸入者がAEO事業者の貨物をインドネシアから輸入する場合、タイ税関電子システム（TCES）に次の3つのブラック ジャック オンラインを申告する。

1. AEO MRAにおける輸出者名
2. AEO MRAにおける国コード（ID）
3. AEO MRAにおける参照番号：17桁（AEOXXXXXXXXXXXXID）または14桁（AEOIDXXXXXXXXX）

（注）タイはASEAN加盟国以外でも、日本や韓国、香港、オーストラリア、ニュージーランドとも2国・地域間MRAを有する。

（藪恭兵、シリンポーン・パックピンペット）