BYD、トルコ進出本格化に向けフランスのフォルヴィアがサプライヤーに

(トルコ、中国、フランス)

イスタンブール発

2024年10月28日

フランスの大手自動車部品メーカーのフォルヴィア(Forvia)は10月21日、中国の電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)のトルコ工場向けのサプライヤーに選ばれたことを明らかにした(10月21日付ブルームバーグ)。同社はすでにBYDのハンガリー工場とも同様の契約を締結している。

BYDは、トルコ政府が中国製のEVなどの自動車の輸入の急増に対して、追加関税やサービス規制(関連ブラック ジャック サイト)などによる国内産業保護政策で抵抗する中、同国に10億ドル規模の投資(BYD、ブラック ジャック やり方)で生産進出を決め、ハンガリーに次ぐ欧州の第2生産拠点と位置付けた。工場建設予定地のエーゲ地方、マニサでは、環境影響評価(EIA)プロセスが進んでいる。

こうした中、中国政府は10月8日、トルコ側の相次ぐ輸入規制に対してWTOに提訴した。他方で、同16日にトルコとレアアースおよび鉱業分野での協力覚書を締結するなど硬軟おり交ぜた対策で、両国の経済関係を強化している。

(中島敏博)

(トルコ、中国、フランス)

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